5月12日 新橋演舞場の「五月花形歌舞伎」 を見てきました。
歌舞伎座が閉館して、休みなしで新橋演舞場に場所を移しての
五月歌舞伎を友達に誘われて、見に行ってきました。
昼の部 11時開演です。
出し物は [寺子屋」
義太夫狂言の三大名作に数えられる「菅原伝授手習鑑」の四段めだそうで、
上演頻度の高い名場面だそうです。
四段めという以上、当然1、2、3があり、5もあるようですが、面白くないのか
あまり取り上げられないらしいです。
このお芝居の中の台詞 「せまじきものは、宮使えじゃなあ~」 は有名ですよね。
今回フロントでもらった「フリーマガジン」に歌舞伎の衣装で最も手間と技術を要した
ものは、実は、「寺子屋」の松王丸の衣装で、全て刺繍であらわしていて、
刺繍の縫い方が独特で、これができる職人はすくないんです。・・・とありました。
海老蔵さんが着ていた着物ですが、白地でどっしり重そうな衣装に見えましたね。
今回 目を見張ったのは「中村勘太郎」クン。
立役から女形まで、堂々として、花があって、声がいい、姿がいい。
将来の大器、「人間国宝」は間違いなし・・・と私は見ましたよ。
この間、「徹子の部屋」に出た時の彼は、礼儀正しく、姿勢がよくて
非の打ち所のないナイスガイでした。
七之助クンもきれい!でした。
梨園のなかでも、特別いい子に育ってて これからが大いに楽しみです。
海老蔵さんもかっこよかった。新婚さんたち張り切ってました。
若手の活躍はこれからの将来が明るいですね。
歌舞伎は 話のつながり、時代背景などをよ~く熟知し、内容を納得した上で
見ないと、面白みが沸いてきません。いつももったいないな~と思うんですが。。。
そして、着物を着て見に行きたいものです。