花歩る木

山と旅がすきです

韓国 2

2011-10-17 19:08:24 | 

   アンニョンハセヨ!

   韓国の通貨は「ウォン」 1,oooウォン、5,000ウォン、10,000ウォン あたりが
   使いやすい紙幣でした。何だかお金持ちになったような不思議な気分になりましたが、
   1,000ウォンで70円、5,000ウォンで350円、10,000ウォンで700円の
   換算です。 チップの心配はなかったです。

    10月3日(祝日、開天節=建国記念日)
     扶余(プヨ 昔の百済) からバスで5時間かけて朝鮮半島を東へ慶州まで。
     途中、海印寺を見学。韓国の仏教寺院は町の中にあまりなくて、山の中にあるのが多い。
     海印寺もかなり高いところにあって、大きなお寺でした。
     その中にあるのが、世界遺産・八万大蔵経です。今年はその制作千年を迎え、
     「八万大蔵経千年世界文化祝典」が開催されていました。
     折しも秋晴れの、祝日とあって、観光客で混んでいました。
     2011年1月にNHK世界遺産で放送されていて、是非見たかったところです。

     午後4時半に慶州に到着。石窟庵・仏国寺(世界遺産)を見学。
     極楽殿の金色にかがやく釈迦仏(国宝)を礼拝。
      
    
      慶州の観光ポスターによく出てくる「紫霞門」を前面より見る。 仏国寺
       
    
      夕食後、夜の天馬塚(世界遺産)・大きな墳墓(23~25程ある)公園 を見学。 慶州


    10月4日安東(アンドン)へ。
     今回の旅行のハイライト。韓国2大祭りのひとつ 「安東国際仮面祭り」 は安東河回村で行われ
     この村は 韓国人の心の故郷と言われています。
     

    
    
    
    
    河回村は
     両班(ヤンバン 昔の貴族)の子孫が築300~500年を越える瓦葺きや藁葺きの
     伝統家屋を守りながら暮らしている場所です。
     生きた文化村と呼ばれるこの村は今年7月世界文化遺産に登録されました。
     萩や津和野をもっと田舎にしたような、時が止まったかのような美しい雰囲気を持っていました。

     この村の一番の自慢は1999年にエリザベス女王が訪問されたこと。
     人材輩出でも有名で、大儒学者、大政治家、韓流スターなどが生まれています。
     ヨンさまも時々心を休めに泊まりに来るそうです。


     
     プルコギ               ビビンバ                朝食のあわびの御粥
     
     韓国料理はとてもおいしいです。キムチは何度でもお代りできますし、
     食べられないものはありませんでした。
     韓流ドラマ夫人たちは料理にもお酒にも詳しくて、その都度食べ方を教えてもらいました。
     1日に4,5時間~7,8時間も はまってみているんだそうで、
     ヨン様とチャングムしか知らない私は予習不足でした。
    
     うれしかったこと。どこのトイレも超きれい。
     KTX(韓国の新幹線)の車掌さんが親切でイケメンだったこと。
          
    
     韓国には10の世界遺産があるそうで、そのうち8つを今回 「見」ました。
     済州島の2つを前に見ていますので、これで全部見たことになります。
     駆け足で、ほんの上っ面を見ただけでは世界遺産に失礼ですが、
     まあ韓国のおおよその雰囲気はつかめた感じがします。

     アンニョンヒカセヨ(さようなら) !    近くて、近い韓国でした。
                                                      


韓国 1

2011-10-17 14:32:17 | 

  10月1~5日 韓国を旅しました。

   いつかは行かなくちゃ・・・と思っていた韓国へ、
   「8つの世界遺産と2つのお祭りを訪ねるデラックスの旅」という企画を
   見つけたので、参加してみました。
   参加者は18人。だんだんわかってきたのですが
   女性13人のほとんど(私は蚊帳の外)が「韓流ドラマ」の大フアンでした。

   10月1日 
    羽田から出発。2時間でソウルの金浦航空着。東京とほとんど変わらない爽やかさ。
    現地ガイドさんは 朴 美京さんというアラフォーの女性。
    韓国の苗字では 1に金(キム)さん、2に李(イ)さん、3に朴(パク)さんで 45パーセントを占めるそうで、
    道端で「金さ~ん」なんて呼ぶと、半分以上の人が振り返る・・・と言われるほど。
    だから韓国では人を呼ぶときはフルネームで呼ぶ場合が多いそうですよ。

    最初に行ったのは 世界遺産・昌徳宮(チャンドックン)
    1405年に造営された宮殿で、13代、約270年間、政務がとられた王の御所です。
    裏庭は韓国を代表する美しい庭園があって、
    「宮廷女官チャングムの誓い」のロケ地として使われた庭園が有名ですが、
    見る時間はありませんでした。

    韓国
    
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   10月2日
    ソウル市内の世界遺産・宗廟見学。
    歴代の王と王妃の位牌があるところです。
    (政略結婚で)日本から嫁入りした李方子さまの位牌も祀られています。
    日本語での専門ガイドさんは、韓国美人で、声もよく、とても優秀。見とれてしまいました。

      李方子(まさこ)さま
         「朝鮮王朝最後の皇太子妃」の物語をドラマでずっと前に見たのを思い出しました。
         方子さまは梨本宮家出身で、父方従妹に香淳皇后、母方従妹に秩父宮勢津子妃。
         方子様も昭和天皇の有力なお妃候補だったそうです。
         政略結婚で韓国の皇太子に嫁ぎ、数奇な運命に翻弄されながらも
         夫への愛と献身を貫き、晩年は韓国を祖国として不幸な子供たちのために
         福祉活動に専念し、今 韓国に眠っていらっしゃいます。


    昔、秀吉が攻め込んだこと、大正から昭和にかけて韓国が日本の支配を受けていた
    ことは、韓国人にとって想像を絶する屈辱だったと思います。
    方子様のような方がいらして、韓国人の尊敬をあつめておられるのは
    日本人として胸なで下し、誇らしく思えました。

                                                  つづく