3月13日川越に行ってきました。
初めて川越へ行ったのは、もう10年以上も前のことになります。
最近の山行で東武東上線が多く、「川越」を通る機会が多かったので、
久しぶりに訪ねて見たくなりました。
駅の観光案内所で、喜多院の南にある“中院 なかいん” を勧められました。
駅から歩いて20分。 昔は星野山無量寺の北院(今の喜多院)、中院、南院(廃院)
の中心であっただけに、趣のある、静かな境内でした。
中院 正門 本堂
奥の鐘楼近くにほころびはじめた カンヒ桜
かんせいな佇まいをみせる境内、良く手入れされている花の寺です。
境内には樹齢100年以上と言われる枝垂れ桜の大木(3本?)があり、
川越市内では 一番早く咲く桜で 3月末には多くの人が訪れる枝垂れ桜の名所として
知られているところだと・・・作業中の庭師のおじさんが 胸をはっていました。
夜にはライトアップもされるそうです。 島崎藤村ゆかりの茶室もありました。
喜多院
川越大火ですべて焼失したとき、家光公が江戸城紅葉山の別殿を移築してくれたのです。
春日局の部屋、家光誕生の間・・・などが残って、喜多院に残る“江戸城”=小江戸なのです。
鐘楼門の鷹の彫刻 左甚五郎作 江戸城紅葉山庭園を模した庭
仙波東照宮
徳川家康の遺体が久能山から、日光に移されるとき、途中で喜多院に留め置かれ、
天海僧正により丁重な法要が行われたそうです。
そのことから境内に東照宮が祀られたのです。土地の人は「日本三大東照宮」の1つだと
誇らしげに話してくれました。
538体並ぶ 羅漢像 蔵造りの街並み
鎌倉、日光、川越は、関東で文化財の多い best3 だと言われています。
「小江戸」にして、「江戸の母」とも呼ばれる川越は、3月16日より渋谷での大工事によって
横浜と直結されました。ますます多くの観光客が訪れることになるでしょう。