花歩る木

山と旅がすきです

川越 (埼玉県)

2013-03-14 14:54:19 | ウオーキング

 3月13日川越に行ってきました。

     初めて川越へ行ったのは、もう10年以上も前のことになります。
     最近の山行で東武東上線が多く、「川越」を通る機会が多かったので、
     久しぶりに訪ねて見たくなりました。


      駅の観光案内所で、喜多院の南にある“中院 なかいん” を勧められました。
     駅から歩いて20分。   昔は星野山無量寺の北院(今の喜多院)、中院、南院(廃院)
     の中心であっただけに、趣のある、静かな境内でした。

           
       中院 正門                            本堂


       
        奥の鐘楼近くにほころびはじめた カンヒ桜

       
        かんせいな佇まいをみせる境内、良く手入れされている花の寺です。

     境内には樹齢100年以上と言われる枝垂れ桜の大木(3本?)があり、
     川越市内では 一番早く咲く桜で 3月末には多くの人が訪れる枝垂れ桜の名所として
     知られているところだと・・・作業中の庭師のおじさんが 胸をはっていました。
     夜にはライトアップもされるそうです。  島崎藤村ゆかりの茶室もありました。


      喜多院

      川越大火ですべて焼失したとき、家光公が江戸城紅葉山の別殿を移築してくれたのです。
      春日局の部屋、家光誕生の間・・・などが残って、喜多院に残る“江戸城”=小江戸なのです。

        
        鐘楼門の鷹の彫刻 左甚五郎作             江戸城紅葉山庭園を模した庭

      仙波東照宮

     徳川家康の遺体が久能山から、日光に移されるとき、途中で喜多院に留め置かれ、
     天海僧正により丁重な法要が行われたそうです。
     そのことから境内に東照宮が祀られたのです。土地の人は「日本三大東照宮」の1つだと
     誇らしげに話してくれました。

        
        538体並ぶ 羅漢像                     蔵造りの街並み

      
        鎌倉、日光、川越は、関東で文化財の多い best3 だと言われています。
      「小江戸」にして、「江戸の母」とも呼ばれる川越は、3月16日より渋谷での大工事によって
      横浜と直結されました。ますます多くの観光客が訪れることになるでしょう。