※ヨシボーさん/写真AC
揚雲雀吾は地を這う農婦なり
気持ちよさそうに雲雀が囀りながらどこまでも空高く上っていく
かたや私は地に這いずり作業をしている農婦です
※すずしろさん/イラストAC
季語:揚雲雀(あげひばり)(春)
雲雀:スズメ目ヒバリ科の留鳥で、雀よりひと回り大きく、茶色。草原・河原・麦畑などに枯草や根で皿形の巣を作る。
巣から飛び立つときは鳴きながら真っ直ぐに舞い上がり、ついで急速に舞い降りてくる。
春の野に空高く朗らかに「ピーチュルルゥ~」と囀る姿は昔から親しまれてきた。
揚雲雀は高く舞い上がって鳴いているヒバリを指す。※歳時記
※まこりげさん/写真AC
揚雲雀果てなき想い天に告ぐ (伊代)
(揚雲雀)を題にして詠んだ母の句をもう一つ昨年の4月19日のブログに載せている。
その時も書いた幼い頃の思い出。
ぽかぽかと暖かな春の日、蓮華畑に寝そべり見上げる真っ青な空に雲雀が鳴いていて、なんとも言えない至福の時だった。
※hana*hanaさん/写真AC
でも母は雲雀のことを「いいなぁ~羨ましいなぁ・・・」なんて眺めていたのだろうか。
あれは母が幼い私にくれた至福の時だったのかもしれない。