左の表は、15年前と現在の「体」の変化を示したものです。
この前後の段階をBMI、すなわち、WHOが定めた基準、Body Mass Indexに沿って追跡してみます。
BMI=20前後が、生活習慣病からも縁遠くなり、もっとも健康で長生きできる、と言われています。
BMI=体重÷(身長×身長)・・・20くらいが理想的数値
<18.5・・・・・・・やせ・低体重
18.5~<25・・正常範囲
25~<30・・・・・肥満1度・前肥満
30~<35・・・・・肥満2度
35~<40・・・・・肥満3度
40<・・・・・・・・・・肥満4度
第1段階=体重60キロ、BMI=20.0 (正常)この状態が、高校卒から40才代後半まで続きました。
厳冬期を除いた谷川岳や尾瀬を、盛んに歩き回っていた時代で、病院の講堂で卓球、それに長い間、軟式野球でピッチャーもしていました。
第2段階=体重80キロ、BMI=26.8 (前肥満・肥満1度)50才代から退職するまでの10年間、最悪の肥満。
運動ゼロ、スポーツは観戦のみ。最後は築地市場の飽食で仕上がりました。
この頃、毎日20本、20年間吸っていた煙草を止めました。
きっかけは、初めての転勤先が、都内の呼吸器・循環器専門の国立病院で、出勤した朝、病院玄関前で、病衣を着た女性の老患者が、煙草の吸殻を拾い集めてちり紙に包み、懐にしまい込んだのをみてしまったのです。
その日のうちに、すべての煙草とライター3個も捨てて以来、禁煙は続いています。
それが、肥満が始まった一因かも知れません。
なにしろ朝起きて、口のなかの爽やかさ。三度の食事のうまいこと。
ニコチンで狭窄していた6ケの唾液腺がゆるんで、消化吸収がよくなったのかも知れません。
仕方なしに、水泳でも始めようかと、入会しました時期です。
第3段階=体重72キロ、BMI=24.1(正常の上限)退職してから、半年経過した頃でした。
第4段階=体重67キロ、BMI=22.6(正常のど真ん中)
80キロから67キロ、13キロの体重減。
実は、この第3~4段階にいたる経過を伝えたかったのです。
焦らず、ゆっくり、マイペースを守ることの意味が分かりかけてきました。
そして、それは、ここにきて、やっとのこと「からだ」にいろいろな変化が現れるようになってきたからです。