「メタボ健診」を斬る!(7)
こんなことが起こるかも?
「メタボ健診」を、あえて斬る!と云いましたのは、いろいろと不安や心配なことがあるからです。
それは、余りにもメタボ中心主義的で、メタボ偏重的色彩が強く、しかも、大小いくつかのペナルティーまで科せられていることと、判定のハードルが低いことから起こる問題です。
健診データは、将来、レセプトと突合されることが予想されています。
メタボを理由に個人ごとに保険料に格差が生じます。
個人の健康情報を、国の傘下で一元管理される心配です。
検査部門を下請け企業に全面外部委託されることで、個人情報の流失や漏えいが起こらないか。
受診勧奨判定値に抵触する人が無理やり医療機関に受診を迫られ、不必要な服薬、薬の副作用、病院外来の混雑も予想されます。
勢い、過度のダイエットや急激な運動による突然死、過度の不安に煽られ、誤った行動に走る危険性。
太った人が職場や社会で差別されたり、就職の障害になる恐れもあります。