「後期高齢者医療制度」のからくり(1)
4月15日支払の年金から「後期高齢者医療保険料仮徴収額決定・特別徴収開始通知書」なるものが市役所から届けられて保険料が天引きされ、またたく間の6月10日に、今度は、社会保険庁の社会保険業務センターから、二度目の天引き通知が届きました。
「国民健康保険料(税)額」に、*****によって消された跡がありその下に、今度は「長寿医療保険料額」として、天引き金額が記載されていましたが、「長寿・・・」とは、返って逆なでされた感じを、いっそう強くしました。
頼りにしていた老後の財産に、いきなり手を突っ込まれて、掠め取られた感覚は、消えないどころか、ますます深まりました。
「いささか感情論に流されている」と悔しがっていた国会議員もいましたが、この疑念は収まるどころか、ますます増幅しています。
まだ若かった頃の安給料の中から、延々と何百ヶ月も年金積み立て金を差し引かれ、子育てに追われながら積み立ててきた「俺の財産」に、いきなり手を突っ込まれた感覚は、福田首相の云う「天引きは、国民の利便性を考慮したものだ」とは、親切どころか、「取りはぐれがない天引き」は、政府の利便性のほか、なにものでもありません。
時が経てばたつほど、この制度のからくりや下心がみえてきました。
しばらく、そのからくりと仕掛けの数々を、シリーズで解き明かしていきたいと思います。