新・臨床検査の光と影

人の命を測る臨床検査に光を!

後期高齢者の反乱

2008-06-14 09:39:32 | 後期高齢者医療

           「後期高齢者医療制度」のからくり(3

                3つの憲法違反

 憲法第14条、すべての国民は、法の下に平等であって・・・・・・差別されない。

 平等とは、かたよることなく等しいこと。広くゆきわたって差別がないこと。一様に扱うこと、です。

 74歳以下と75歳以上を境目に、線引きすることは、「平等でなくて」「かたよっていて」「差別があって」「一様に扱っていない」ことは明らかで、これは憲法第14条に違反しています。

 そのうえ政府から、線引きする根拠は、なに一つ示されていません。

  憲法第25条、すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

 このことで、生活保護法が定められています。

 この生活保護水準以下の後期高齢者からも、有無を言わせず天引きすることは、最低限度の生活を営む権利を奪う行為であり、憲法で定められた生存権の侵害です。

 憲法第29条、財産権は、これを侵してはならない。

 今受け取っている年金は、働きながら積立、薄給の中から天引きされて積み上げてきた、それぞれの後期高齢者の私有の財産です。

 この財産から天引きすることは、他人の懐に、いきなり手を突っ込んで取っていくやり方にも等しい行為であり、明らかな財産権の侵害です。

 


後期高齢者の反乱

2008-06-13 13:58:17 | 後期高齢者医療

        「後期高齢者医療制度」のからくり(2)

                       年金から、2回目の天引き

 今日、年金から2回目の天引きをやられました。夫婦の年金から介護保険金と後期高齢者保険金、合わせると、なんと21%も天引きされました。

 75歳以上の高齢者、1.300万人。

 都道府県の市町村が加入して、広域連合なる団体が運営します。

 保険料は、その地域の医療費を反映して設定するために、都道府県で保険料が異なります。

 後期高齢者医療制度以前ですと、1家庭ごとに健康保険料を納めていましたが、今度は後期高齢者ごとに天引きされるために、妻も年金から天引きされるようになりました。

 子が老父母を扶養家族として、老人健保を払っていましたが、この両親の年金からもそれぞれ天引きです。

 地域によって違う保険料、たとえば、年金201万円にかかる保険料、最も保険料が高い福岡県では、平均して85.100円、最も低い長野県では60.000円、その差なんと25.100円。

 同じ所得の日本人でありながら、住む所によってこれだけの差が生じます。

 憲法第14条「法の下に平等」と定めた憲法に違反しています。

 ましてや、74歳以下と、75歳以上で線引きすることは、「法の下に平等」とは、決して言えません。 

  


後期高齢者の反乱

2008-06-11 13:26:03 | 後期高齢者医療

             「後期高齢者医療制度」のからくり(1)

 4月15日支払の年金から「後期高齢者医療保険料仮徴収額決定・特別徴収開始通知書」なるものが市役所から届けられて保険料が天引きされ、またたく間の6月10日に、今度は、社会保険庁の社会保険業務センターから、二度目の天引き通知が届きました。

 「国民健康保険料(税)額」に、*****によって消された跡がありその下に、今度は「長寿医療保険料額」として、天引き金額が記載されていましたが、「長寿・・・」とは、返って逆なでされた感じを、いっそう強くしました。

 頼りにしていた老後の財産に、いきなり手を突っ込まれて、掠め取られた感覚は、消えないどころか、ますます深まりました。

 「いささか感情論に流されている」と悔しがっていた国会議員もいましたが、この疑念は収まるどころか、ますます増幅しています。

 まだ若かった頃の安給料の中から、延々と何百ヶ月も年金積み立て金を差し引かれ、子育てに追われながら積み立ててきた「俺の財産」に、いきなり手を突っ込まれた感覚は、福田首相の云う「天引きは、国民の利便性を考慮したものだ」とは、親切どころか、「取りはぐれがない天引き」は、政府の利便性のほか、なにものでもありません。

 時が経てばたつほど、この制度のからくりや下心がみえてきました。

 しばらく、そのからくりと仕掛けの数々を、シリーズで解き明かしていきたいと思います。

          


「メタボ健診」を斬る!

2008-06-08 09:55:56 | メタボ健診

          「メタボ健診」を斬る!(9)

          メタボの原因、労働紛争にも

 群馬労働局が5月30日、07年度に寄せられた労働紛争の相談内容を、個別の件数ごとに発表しました。

 その全相談件数はなんと5.000件にも及び、5年前の5倍に達していることがわかりました。

 第1位は、労働条件の引き下げによるもの

 第2位は、その他諸々、成果主義や業績評価などとおもわれます。

 第3位は、不当な解雇に関する相談

 第4位は、セクハラや、パワハラにいじめなど。

 第5位は、退職勧奨にまつわるもの

 第6位は、配置転換や違法と思われる出向など。

 この5.000件もの相談の陰には、泣き寝入りや諦めがひそんでいて、実際は氷山の一角でしょう。

 規則正しい食事や、適度な休息のできる生活習慣は、みんな知っていても、スポーツジムで汗を流すことがいいことは分かっていても、かなわないのが実態でしょう。

 結果として、ストレス解消、焼き鳥や焼き肉を酒の肴に、でんぷん質過多の食事、そして、せめてもの通勤帰りに傾けるビールのジョッキーとなるのも、うなずけますし、痩せる暇もありません。

 「健康診査」や「保健指導」に携わる病院関係者、とくにメタボ検査に当たる検査技師のみなさん、せめて理解をしながら、親切で正しい検診と指導にいそしんでほしいと思います。 


「メタボ健診」を斬る!

2008-06-06 10:17:07 | メタボ健診

                         「メタボ健診」を斬る!(8)

        「メタボ」の要因にも目を向けて!

 「肥満」を、擁護するつもりも、BMIを否定するつもりも、まったくありません。

 「肥満」は、必ずしも、本人の不摂生や、好き勝手にBMIを高値にしているのではないことを、言いたかったのです。

 40歳代といえば、職場においては中堅の働き盛り。この人たちの労働条件や労働環境を改善し、社会的要因を根本から見直さない限り、「メタボ」を責めるだけでは、決してなくなりません。

 サービス残業を減らすこと。

 長時間労働をなくすこと。

 臨時やパートや派遣の従業員を正規の職員にすること。

 通勤地獄をなくすすこと。

 ワーキングプアーをなくすこと。

 右を向いても左を向いても、ストレスの元になる要因は横溢しています。新橋駅のサラリーマンに、マスコミがよくインタビューしていますが、ビールの一杯も傾けなけりゃ、やってられない気持ちがよくわかります。

 残業やって、満員電車に乗って、1杯呑んで夕飯食って寝て、朝食もとらずに、また満員電車に揺られて職場へ。

 一方、税金で居酒屋タクシーに乗り込んで、ビール券や現金のキックバックを受け取って、自宅の玄関先まで送られて、こんな官僚たちの作り上げた「メタボ健診」「保健指導」のシナリオに振り廻されてはたまりません。

 下腹の突き出た官僚たちと、独楽ねずみのように走り回っている勤労者の肥満と、質の違いは明らかです。

 この乖離現象は、もはや、救いようもないほどです。