島根県益田市の岩倉山に登りました。同行は今回も出雲の守様、錦の美弥様です。
情報の少ない山ですが、この夏、YAMAP情報で、「山頂付近の風景が四国石鎚山系の瓶ケ森を思わせる」と言うようなことを目にして行く気になっていたのです。
「西中国山地」(桑原良敏著)には、「岩にしろ、倉にしろ、いずれも露岩、懸崖、岩塊を表す語なので山名だけ聞けばどんな岩山かと想像するが、案に相違してなだらかな普通の山である。」と言う記述が見えます。
地図を見ても山頂付近は平坦な感じで、露岩や懸崖が見られるとは思えません。でも、瓶ヶ森を思わせる風景が見られると言う情報を信じて行くことにしました。
広島県の最高峰、恐羅漢山から流れる亀井谷の林道を歩き始めます。ほとんど利用されていないような林道でした。
車を停めた所からすぐ先で舗装は終わっていました。
紅葉は始まったばかりの感じです。広見山につづく稜線もやっと色づき始めた感じです。
そのような風景を見ながら、時々はホイッスルを吹いたり、奇声を発したりしながら歩きました。
そう、このあたりの山は「クマ注意」の山です。人がほどんど入らない山なので、そのような表示はありませんが、注意するにこしたことはありません。昨年、クマさんと至近距離でお見合いしてから少しだけ勉強した結果、出来るものならクマさんと会わないようにしようと考えるようになりました。
このチェーンはまたいで通過。
その先には茂り始めたところもありましたが、相変わらずの林道歩きです。
しばらく行くと右岸から左岸へ橋を渡ります。沢沿いに紅葉風家を見ることは出来ませんでした。
その先にもチェーンが張られていました。
それを過ぎると道が荒れてきました。四輪駆動の車で来ても遠慮したいような道でした。
そのため「足もと注意」でカメラは封印です。
しばらく行くと橋がありました。
この橋の記憶はあるのです。この谷をつめて行くための下見に来たのか、鳥を探して歩きまわっていた頃に来たのか、その記憶は無くなりましたが、この橋まで来た記憶はあります。
かなり歩いた感じなので、橋の上で立ち休憩。亀井谷を見ても紅葉した木を見ることは出来ませんでした。
ここから林道は鋭角に曲がる感じでカーブします。
少し登り、あの先を曲がると風が吹いてきました。山の風は強いと言う予報はありましたが、これまで谷底を歩いていたためか無風でした。
しかし、あの先から冷たい風、慌ててウインドブレーカーを着ました。
続きます。
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