マイペースで行こう

キリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、19年目に入りました。

神様の選び

2007-01-09 03:34:26 | 教会の風景
1月7日の礼拝説教の要点

「神様の選び」
聖書箇所:創世記13:5-18

「ロトがアブラムと別れて後、主はアブラムに仰せられた。・・・」(14節)

主は、アブラムとロトが別れるのを待っていたかのように、別行動になった後でアブラムに語る。
アブラムへの祝福の約束を主は再確認なさった。
なぜこのタイミングであったのか、あるいは聖書がそのタイミングを明記していることに何を汲み取れるのだろうか?


この聖書箇所から、主がアブラムを選ばれたことの意味を考えさせられる。
主は、アブラムをいっぱいいる候補の中からの一人として、たまたま選んだというのではない。
たまたま脈のありそうな人物として彼を選んだが、主にとっては誰でも良かったというのではない。
まさにアブラムその人を選び、神様の偉大さと恵み深さをアブラムを通して現したいと考えられた。
大切なかけがいのない一人として。
そして、たとえ彼に落ち度があろうとも、簡単に捨てたりはなさらなかった。


各自が「主が私を選んで下さった」という主への確信をどれほど持っているだろうか?
この確信をもっているか否かは、その人自身の生き方を左右するといっても過言ではないと思う。
アブラムは以前の失敗で、自己保身のために嘘とも取れるようなきわどい発言をしていた。
信仰者とは言え、明らかに自己中心なところもあったことが分かる。
その同じアブラムが、ここでは自分より年少のロトに土地の選択の優先を委ねる。
主なる神様から約束を頂いていることを確信する時、良い条件を譲ることも決して大変なことではないのだろう。


今もう一度、神様と私という関係の中で、選んでいただいたことを心に留めたい。
他の誰かの代わりとしてではなく、誰でも良くてたまたま私だったというのでもなく、私を主が選んでくださったこと。
救い、祝福は、この驚くべき神様の選びに基づいて与えられている。
この選びについて思い巡らすとき、本当に不思議な気持ちとなる。
主を褒め称えずにはいられない。
主は、あなたや私を選んで、救ってくださった。
しかも、祝福を受け継ぐものとして。
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