マイペースで行こう

キリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、19年目に入りました。

2016-06-02 18:35:49 | 教会の風景
定例の祈祷会で新約聖書を1章ずつ読み進めています。
昨日は、ヨハネの手紙 第一 5章でした。


私はこの一節から参加者の方々に分かち合いました。
(新改訳 5:20)
「しかし、神の御子が来て、真実な方を知る理解力を私たちに与えてくださったことを知っています。それで私たちは、真実な方のうちに、すなわち御子イエス・キリストのうちにいるのです。この方こそ、まことの神、永遠のいのちです。」

「理解力」と訳されていることば(Gk:διάνοια/ディアノイア)は新約聖書中12回使われていますが、「理解力」と訳されているのはこの箇所だけです。
他には、「知性」、「心」、「思い」と訳されています。
辞書(BDAG)を調べてみますと、上記の箇所は「the faculty of thinking, comprehending, and reasoning, understanding, intelligence, mind」という意味の用例に分類されています。

聖書に基づいて神を知るということは、人間の知的な営みでありつつ、御子イエスが「理解力」を与えてくださって可能となることだと分かります。
与えられたこの「心」をふさわしく用いることができますように。


昨晩も、集まった方々と聖書から教えられたことを分かち合い、祈りをささげる幸いなひと時を過ごしました。
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