先日、貴重なお話を聴く機会がありました。
元戦争捕虜の方々の心の癒しと和解のために活動しておられる恵子・ホームズさんの講演です。
恵子・ホームズさんはアガペ・ワールドを創設して、献身的に活動を続けていらっしゃいます。
アガペ・ワールドのサイト
お話を伺って私の印象に残ったのは…
まずは、恵子さんの意志と行動力です。
ご本人は、神に促されてのことだとおっしゃいます。ただ、元戦争捕虜の根深い心の問題に向き合うこと自体、並大抵のことではありません。また、様々な思想や政治的な絡みも出てくることです。そういう条件の中で地道に活動を続けておられることに感銘を受けました。
そしてもう一つは、恵子さんの活動を通じて、元戦争捕虜の英国人の方々の心が変えられていったということです。
初めは拒否していた人々も…
恵子さんが根気よく向き合い続けることで次第にその怒りや憎しみから解放されて、赦しと親密さへと導かれていったそうです。
その方々の写真とともにお話してくださいました。
近影(もしくは晩年のご様子)が伝える朗らかなその表情は、かつての憎しみが過ぎ去った、何よりの証だと思います。
このように神の愛がひとりの人の心を動かして、人々に心の癒しと和解をもたらしてきました。
私自身も深く考えさせられ、励まされ、触発される機会になりました。