ピアノを始めたこども達に
「ピアノをする時に一番大事な体の部分はどこ?」ときくと
大多数の子が
「指!」
と答えてくれます。
確かに指、大事です。
でもそれ以上に大事なのは、耳。
これがきちんと働いてくれないと、自分が正しいものを弾いているのかどうかわかりません。上手になるためには、絶えず、自分の耳で聴いて、この音はいいのかな?もっといい音ない
のかな?と探し続けることが大切になります。
とはいえ、ある程度弾けるようになったら、なんとなく耳を素通りするようになってしまうのも事実。
人間の耳って、聞きたくないものは聞かないでいいようにできてるんです。
私の高校時代の生物の先生は、耳が悪く補聴器を使用されていました。
私たちがざわざわしていると、先生が君たちが何を言っているのか、わからないとよくおっしゃっていました。
補聴器をつけているのにどうして?と思っていた中、クラスメイトの内の一人がその補聴器をつけさせてもらうと
「おお!全然聞こえない!全部の雑音までもが、大きな音になるから、何を言ってるのかわからない!!」
今はどうかわかりませんが、当時の補聴器はそういうものでした。
でも私たちの耳は、無意識で選別してくれます。
惰性の音は、通りすぎていきます。
でも、そういう音はやはり聞いてくれる人のなかも通りすぎていってしまいます。
自問自答の苦しみの中から、通り過ぎない音は生まれてくるんだと思って、日々、演奏者は闘っています。
どうすれば生徒達が集中して自分の耳で聴いてくれるか、試行錯誤しています。
「ピアノをする時に一番大事な体の部分はどこ?」ときくと
大多数の子が
「指!」
と答えてくれます。
確かに指、大事です。
でもそれ以上に大事なのは、耳。
これがきちんと働いてくれないと、自分が正しいものを弾いているのかどうかわかりません。上手になるためには、絶えず、自分の耳で聴いて、この音はいいのかな?もっといい音ない
のかな?と探し続けることが大切になります。
とはいえ、ある程度弾けるようになったら、なんとなく耳を素通りするようになってしまうのも事実。
人間の耳って、聞きたくないものは聞かないでいいようにできてるんです。
私の高校時代の生物の先生は、耳が悪く補聴器を使用されていました。
私たちがざわざわしていると、先生が君たちが何を言っているのか、わからないとよくおっしゃっていました。
補聴器をつけているのにどうして?と思っていた中、クラスメイトの内の一人がその補聴器をつけさせてもらうと
「おお!全然聞こえない!全部の雑音までもが、大きな音になるから、何を言ってるのかわからない!!」
今はどうかわかりませんが、当時の補聴器はそういうものでした。
でも私たちの耳は、無意識で選別してくれます。
惰性の音は、通りすぎていきます。
でも、そういう音はやはり聞いてくれる人のなかも通りすぎていってしまいます。
自問自答の苦しみの中から、通り過ぎない音は生まれてくるんだと思って、日々、演奏者は闘っています。
どうすれば生徒達が集中して自分の耳で聴いてくれるか、試行錯誤しています。