蚊がいる。
黒いからだにところどころ白いラインの入ったあいつ。
目の前を何度も通り過ぎる。
昔なら一撃でしとめた。
今、三擊四擊しても姿を捉えることができない。
そしてやつは突然テレポーションしたように消える。
夏の残りの蚊取り線香を焚きはじめたが
鼻で笑っているかのようにまた目の前を優雅に飛んでいる。
ふと右の親指に痒みを感じる。
あいつだ。あいつがいつのまにか
こともあろうに親指から血を吸っていたらしい。
不覚。
相当くやしい。
老いた。
くやしいからすぐお灸して痒みを止めてやった。
蚊取り線香効かないぞぅ(古いのか?
黒いからだにところどころ白いラインの入ったあいつ。
目の前を何度も通り過ぎる。
昔なら一撃でしとめた。
今、三擊四擊しても姿を捉えることができない。
そしてやつは突然テレポーションしたように消える。
夏の残りの蚊取り線香を焚きはじめたが
鼻で笑っているかのようにまた目の前を優雅に飛んでいる。
ふと右の親指に痒みを感じる。
あいつだ。あいつがいつのまにか
こともあろうに親指から血を吸っていたらしい。
不覚。
相当くやしい。
老いた。
くやしいからすぐお灸して痒みを止めてやった。
蚊取り線香効かないぞぅ(古いのか?