JTDの小窓

川崎市幸区下平間の鍼灸・手技療法『潤天堂』院長のあれこれなつぶやき

現代針灸科学研究会 H27.9.6

2015-09-08 | 講習会・セミナー・勉強会
今回の出席者は5名(似田先生、加藤先生、寺師先生、小野寺先生、小宮)。
開催日のお知らせが近々だったので都合がつかなかった先生も多かった。

今回は初の試みも実践され、いつにも増して有意義な勉強会になった。

今回、米沢から玉川病院時代の大先輩、 加藤雅和先生がスカイプで参加くださいました。
◎加藤先生は『MPS(筋膜性疼痛症候群)研究会』のご紹介と、膨大なトピックスの中から効率の良い利用方法や、まず抑えるべきポイントをまとめてインデックスを作ってくださいました。
※9/8早速入会。11月に京都で行われる学術集会にも行く予定。

◎小野寺先生からは
『γループと運動調節理論を用いた1a抑制と1b抑制を利用した手技療法』
を実技を交えて説明していただきました。

◎寺師先生からは
6月27~28日に開催されたMPS研究会に参加された際の報告がなされました。
「既存の西洋医学では注目外だった筋膜(fascia)に疼痛の原因を求め、これを施術することで疼痛・肥厚や癒着・弾性を改善しようとするものだった。医師、鍼灸師、理学療法士など、職域を超えて討議がなされていた」

◎似田先生は
実技1:掃骨法による眼窩内刺針
実技2:胃に響かせる針

を披露していただいた(いずれも私が被験者となって体感)。
また、私からのお願いで、いつも私が自院の施術でおこなっている『星状神経節刺針』と『陰部神経刺針』も体感させていただきました。
被刺針感覚を定期的に自身の身体で味わっておくことはやはり大事だなと改めて認識しました。

私(小宮)からは『不妊治療に関する話や重要施術(中髎穴刺鍼と陰部神経刺鍼)の実技』と『仙腸関節へのプラスαの手技療法』実技をする予定でしたがなんと時間ぎれw
口頭のみで終了。懇親会へ。

懇親会もまた鍼灸や臨床にかける熱い男たちの熱いトークで盛り上がりました。
似田先生がごきげんの時に魅せるロバート・デ・ニーロのような無邪気な笑顔に我々も満足し22時頃解散となりました。

やはりこの勉強会は面白い。








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右母指にできた胼胝(タコ)?ウオノメ?の灸治録

2015-09-08 | 自分治療
※この報告は7月からブログに下書きを始めていましたが、途中忙しくてなってアップできずにいたものです


昨年の12月頃から徐々に右の母指に胼胝(タコ)のようなものができ始めた。
最初は気にしていなかったが、半年を経過し次第に物に接触すると痛むようになりほうっておけなくなってきた。
具体的に言うと、診療中に重い赤外線治療器を移動しようとして右手でつかんだりすると、ちょうどこの母指の膨らんだ部分が接触し、その度に強い痛みを感じたり、日常生活の作業の中でも痛みを頻繁に感じるようになったため治療を決意した。※圧して痛むということは胼胝というより鶏眼(うおのめ)なのかもしれないがこのとき芯はみられなかった。

6月11日からお灸を開始。施灸の仕方は、膨らんだ部分にモグサを直接のせて行う直接灸(なかでも「焼灼灸」といわれる魚の目に対する灸の一般的な方法)。ほぼ毎日、3~5壮ずつ施灸。

完全に角質化していると熱さを感じないというが、この度の私の場合完全な角質化はしていなかったので熱さはけっこう感じた(ただ、痛い部分にジーンとしみ込む心地よい熱さなので不快ではない)。


6月17日(灸開始後1週間)。施灸前は全体的にぷっくら膨らんでいたが、一部が凹み(赤丸した部分)範囲が凝縮されてきた感じ。




6月29日(灸開始後19日)。角化して亀裂が入り、


7月2日(灸開始後22日)。皮が剝けはじめる。





7月8日(灸開始後28日)。全部皮が剝け、一見きれいになったように見えるが



なんとそこに芯を発見。


膨らみはなくなり芯のみとなった。


その後撮影を忘れてしまったが、芯の部分の灸は続けた。灸しているうちに圧しても痛みが起こらなくなり、そのまま放っておいたらいつの間にか芯も消え、つるつるの皮膚に戻った(完治)。
※芯がポロリととれることはなかった








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