店長今日の一撮 2

ある時は熱帯魚屋パラダイスの店長
ある時はネイチャーフィールドのおっさん
しかしその正体はケンぢファ〜ムの設立者

٩( 'ω' )و

2024-01-06 20:49:00 | 生体販売者の基礎知識( ゚д゚)


だいぶスッキリと片付いてきた植物ケース🪴
改装の為近日撤去予定なり(*・ω・)ノ



そうそう、年末に輸入したプラカットが
なんとななんと黄色がたくさん入ってましたので特別に同プライスでリリース中٩( 'ω' )و

品種指定買いするとめっちゃ高いのに
アソート輸入だと時々混ざりまくる謎🥺🥺

こちらは豊田のコイベタ売場と言う名の鉛巻水草売場。

水草が年末年始の売れ行きで
入荷時の80%減となっておった。

するとどうであろうか( ゚д゚)

個体同士の距離感が広くなってる。

接近した個体同士は縄張り確保の牽制する動きが見られるようになる。

こうなってくると、ヒレボロなどの直接的なダメージが無くてもプレコなどの縄張り意識が高い系の魚あるあるな、立場の弱い個体が勝手に引き篭もって調子を崩す(*´-`)

そして目に見える初期症状としては
餌は食べてるのに痩せ出す。これは浸透圧バランスの調整不良が起きてる状態。

目視でも体が少しへの字に曲がるような印象を受けるし、眼球が窪むなどの魚見てりゃ気がつく症状が出るからこのタイミングで

こんな感じで隔離してあげると
頭の良いベタは身の安全を自覚する為か
数日で復活する٩( 'ω' )و

酸欠環境になるからアクアセイフでエラの粘膜増強して呼吸を確保のするのも忘れずに٩( 'ω' )و


隔離せずとも新しい鉛巻水草が入荷しちゃえば、縄張りを容易に確保できる環境に戻るので、それはそれで皆んな仲良しに戻りますな。

そのどちらもしてないと全体的に症状が進んで、一定レベルで体力や対抗力が低下すると一気に白点病や痩せ症状が蔓延してゴーゴーヘヴン_(┐「ε:)_


なお、ここまで進行するのに1日や2日ではなくもっと日数が必要だからここを見落とさなければ良いだけの簡単なお仕事でつ🥺


他にも安心な混泳バランスを取る方法として
生体密度を上げてそもそも縄張りを持たなくしちゃう方法もある。
よく生体が売れるお店だと、これほど楽で簡単な方法はないし、売上にもつながるし、お客しゃんは好みの模様を選びたい放題な利点もついて非常に強いので売場となる。

さらに別の方法として、逆に混泳密度をグッと下げる手法もある。
豊田の水槽は90×45×45のレギュラー水槽だから鉛巻水草の在庫数に依存させずに安定させるならば4匹程度に抑えてしまえば、それはそれで安定すると思いまっす(*・ω・)ノ
この場合の安定は全数が安定的な縄張りを余裕を持って確保できてるから安定するパターンね。

お客しゃん目線で見ると選べるメリットが極端に減るからつまらないだろうし、一度選びたい放題を味わってしまった人なら尚更つまらなく感じるよね。


おっと、書き忘れていたが混泳密度を上げて安定させる場合だと90レギュラー水槽で30〜40匹程度から安定します。

うちのストックヤードだと卸売ゆえにもっと過密に130匹以上の混泳ストックしてます(*・ω・)ノ
30〜40匹以上だとそれ以上数が増えても縄張り意識は関係なくなるから、どんだけでも増やしてOKで、増やした分だけ水質維持の方を意識するだけで完璧や( ゚д゚)


結局のところ、魚って管理してる人の目に全てがかかっておりましてね、気がつけるために必要な知識レベルの基準値を初心者以下にまで下げたら何やってても無駄無理無駄無理無駄無駄無駄無駄(*´-`)って話し🥺🥺🥺🥺




話は変わってこちら


酸素放出中の

水草さん達

水中葉、水上葉とか細かい事は抜きに
光合成後の酸素球は綺麗や(*´-`)

特殊な装置も無しに二酸化炭素を豊富に含む水道水で水換えしてるだけの結果がこれな訳だが、継続的に展示してるお店の少なさよ🥺🥺🥺

豊田店に通ってるお客しゃんからしたら
いつもこれだから登場時に比べりゃもう飽きられてしまってるのは仕方ないのだが
登場時にお客しゃんだけでなく、スタッフまで綺麗さにびっくりして販売も好調だったのに2ヶ月も続かない謎🥺🥺🥺

飽きられてしまったとしても
初心者なお客しゃんが毎年登場する売場ならば、半年〜1年おきぐらいには復活させておけば新鮮な印象を持ってくれるお客しゃんが
その都度現れてくれると思うのだが(*´-`)

もうちっと、見る側の人の立場を想像して
小手先の変更を使いこなせると良いよなぁと。

どんな人が来てどう感じるているのかを
想像する癖って小売業者にはわりと必須なスキルかなと。。

もちろん、お客しゃんが育ち過ぎて専門店じゃなきゃ対応できなくなる別れも多々有りますが、どこまでも追い続けて対応したけりゃ自分の金で店出せよって話しなので
条件に縛られて働いてる事も同時にお忘れなく(*´-`)




そしてこちらはとあるお店の江戸錦。
中央の奥側にいる個体は痩せ症状が出ており
眼球陥没もしており、尾鰭全体が壊死済みで余命1日弱ぐらいな売れない状態🥹🥹

しかし、販売水槽に販売中止シールなどは
貼られてなくて他の個体は販売中。

これを是とするか否とするのかと言えば
ワシなら生体入荷後の時系列も考慮して考えた上で判断する。

例えば江戸錦が入荷から1週間経過していると仮定した場合なら

尾鰭の壊死部は当然腐ってくるので
水流が弱い環境ならばすぐに水カビが付着する症状なんだけど健康な個体に次々と感染する症状ではないので、この個体だけの問題と判断して他の個体は普通に販売する結論を出します。


別の条件として江戸錦が入荷から2日程度であると仮定した場合ならば、ちょっと判断に迷うと思う。

水カビは魚の粘膜が欠落した時や、物理的なスレなどによるダメージを受けた患部に出てくる部分的な腐敗(壊死)なので1匹これが顕著に出てるって事は他の個体も輸送中の水質悪化などで目に見えない粘膜にダメージを負って後日同じ症状が出る可能性が拭えない(*´-`)

とは言え粘膜の再生は2〜3日の話ですから
とりあえずは水槽ごと販売中止にして最大で2日間様子を見る。
2日経過して他の個体に同様の症状が出てなければ、輸送ダメージに耐えて復活したと判断出来るし、そもそも仕入れ先で売れ残って餌もろくに与えられてなかった子がその1匹だけだった可能性などが急浮上して結果的に他の個体は販売しても良い判断に繋がる٩( 'ω' )و

こんな風に感染症だからと、言葉に騙されまくってすぐに販売中止にする事はなく
判断には常に根拠を求めて決めていくのが
生き物相手の適切な判断じゃね?と思う。

これと同じお店で



水槽全体を販売中止にしてる水槽も発見。

この判断は正しいとワシも思う。
何せ白点病だもの。
これぞまさに感染症。
よっぽど仕上がって環境に馴染んだ個体じゃなきゃ全体に感染するリスクは拭いきれない。

つまりは売ったらお客しゃんに迷惑かける可能性が十分にあると容易に判断できるんだから水槽全体での販売中止は適切な判断かなと。

つーか、輸入金魚は別としてこの時期の国内養殖金魚ってのは仕入れルートの流れ的に販売店に到達するまでに急激な水温変化をどうしても繰り返すから、むしろ入荷して2日後に白点病が出なければ相当ラッキーって思っておいて間違いないwww

長年担当してる人なら経験則で理解してなきゃおかしいレベル( ゚艸゚)・;'.

それ故に入荷時に0,5%の汽水にして
白点病が出てない、もしくは出てこないなら次の水換えで淡水化していくとか、入荷時にアグテンなどシュウ酸塩を主成分とした翌日には透明になって成分が分解される白点病の原因となる白点虫を殺す薬を投薬しておくとか事前の準備してるのが普通🥺🥺🥺🥺

その上で出ない、もしくは完治しているのかを2日後に確認して販売中止解除。
白点病が出てくるようなら販売中止継続しながらトリートメントするって判断がお客しゃんに迷惑かける確率を減らせる方法かなとʅ(´⊙౪⊙`)ʃピ-ヤ


なんにせよ、根拠を求め続けながら
経験則も補助に使いつつ
正確性の高い判断に繋げられるように
なるといいよねって(   'з'  )



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熱帯魚飼育に煮沸消毒は基本やっちゃダメ

2024-01-06 12:36:00 | 生体販売者の基礎知識( ゚д゚)
熱帯魚飼育において煮沸消毒を行う事ってあるん?

広い意味で煮沸だけにポイントを絞っても
流木のアク抜きや沈めるための手法として煮沸する事はあっても消毒として使う必要は考えられん(*´-`)

根本的に魚の病気と呼ばれる各種症状への理解が間違ってると言うか無茶苦茶な理論の上塗りし過ぎで辿り着くワケワカメなゴールかなと(*´-`)


熱帯魚飼育に使う薬の効果を少しネットサーフィンして調べると分かるんだけど
飼育設備全般を殺菌して治療に応用してる薬って無いです(*´-`)

効能のどこかに殺菌って言葉が記載されていたとしても、実際には魚の血中に取り込まれた上で筋組織の腐敗を防ぐ効果を発揮するから、魚体表面の水カビ拡大を防ぐからまるで水カビ菌を殺菌してるように見えるとか(*´-`)


ガチで殺菌する装置として熱帯魚飼育で使われる機材は殺菌灯とオゾン発生装着があるのだが、オゾン発生器の殺菌性能は素晴らしすぎて換気の悪い部屋では人間にまでとっても有害ww

それ故に海水魚飼育など一部の界隈でしかリスク回避を考えると使われません。
効果はゴイスーだけど使う人間のスキルが
まあまあ要求される系でつね。


殺菌灯はある程度普及してますし
こちらは水の透明度がすこぶる向上する目に見える効果が感動的で、実際に機材内部を通過する水には雄する菌類や小さな生物を
紫外線で殺しまくりつつ、微細な有機物の分解にも有効な為、濾過能力の補助って意味でもとっても有能( ゚д゚)
ランニングコストも昔に比べて随分安いし
良いこと尽くめではあるが、ランプの弾切れやLEDタイプだと長期使用による出力低下によって効果が切れると途端に水中内の菌類が増殖→無菌室育ち状態に慣れきった魚には各種抵抗力が激烈に低下してますんで、一気に調子を崩し粘膜も大量放出。。濾過能力の補助効果も切れる事で短時間で濾過不足にも陥る可能性が高くなって環境崩壊や!!ってパターンはあるものの、球切れ防止に備えて予備パーツ用意するとか、年1で交換するとか、日々のチェックで弾切れしてないか黙示してりゃ良いだけの話で人間側の油断が問題なだけで、そこを回避できりゃめっちゃ有能٩( 'ω' )و


で、結局のところ水槽全体を濾過材も含めて殺菌するのってオゾン発生器ぐらいしかないのだが、オゾン発生器は海水魚飼育においてプロテインスキマーと併用して使うのが普通でつ🥺🥺🥺

この場合、プロテインスキマーで水中の有機物をとことん回収して水質維持するのだ大前提ですからそもそも濾過バクテリアを活動させないのが目的でして、濾過バクテリアが濾過をする前段階で汚れを全て回収するって考え方。
ゆえに濾過バクテリアを含め各種菌類は全て不要だからオゾンでぶっ殺しまくる為の全体殺菌٩( 'ω' )و


根本的に水質維持を目的とした濾過の考え方が違うんです。

汚れが出るから菌類の力を使って濾過して綺麗にしようと考える淡水熱帯魚全般の考えと、汚れが菌類に分解される前に全て回収して物理的に分離する一部の海水魚飼育の手法。。


この違いにより、飼育水の中には前者には様々な共生菌やら雑菌は常に存在しており濾過バクテリアと呼ばれる菌類に至っては、そいつらを安定的に増殖させるのが目的ですらある( ゚д゚)

後者では水中の菌類レベルの微細な生物は
全て殺す無菌室状態。無菌室状態だからこそ白点病など人間で言えば風邪に罹患する程度の病気も予防できまっせ的な(*´-`)
長期的にその中で過ごした魚が病気に対して
抵抗力がなくなってしまうのは明白ではあるのだが、愛情と金をぶち込み続けて環境を維持する為の装置を安定的に運用してりゃ関係ない話しですから、それはそれで有り٩( 'ω' )و

そしてなによりも、プロテインスキマーは淡水では機能しないので淡水熱帯魚飼育においては無関係_(┐「ε:)_



そんなこんなで淡水熱帯魚飼育においては
水中に各種菌類が魚と共存しているのが普通でつ🥺🥺

んじゃ、なんで魚が病気になったり
明らかに寿命前の若い子なのに死んだりするのって言えば、そんなんほぼほぼ確実に魚の抵抗力が下がっとるから病気に罹患するし死ぬってのが真理( ゚д゚)

魚の抵抗力が下がってる原因が何なのかを
見つけるのが飼育者の飼育スキル🥺🥺🥺

とは言えその原因の95%は


水温変動
濾過不足
過剰濾過によるPH低下、ならびにその環境下での水換え時のPHショック
餌不足


たったのこれだけ(*´-`)
ほんとこれだけ。

農薬がどうのこうの、入荷魚の調子が常に悪いなど、さもありなんって
ごたくを並べた方が言い訳につかえちゃうだろうけどワシに言わせれば全て( •́ฅ•̀ )クッサと思ってスルーしたくなる(*´-`)

もうあと5歳若ければニヤニヤしながら
論破しつつ、こーゆー理由によりこっちの可能性の方が圧倒的に高いですよね?と回答の導き方を見せながら勉強を促していたのだが
熱心な個人飼育者さんのような人は別として
色々無理ぽーーーって諦めた今日この頃(*´-`)

ビジネス的なメリットも皆無だし
面白みや楽しさって心情の面までも無けりゃ
そりゃね🥺🥺🥺🥺🥺🥺


とにもかくにも、先にあげた4点を集中的に確認するのが真理(   'з'  )

そこから答えが出ないのは
関連知識不足と観察してなかっただけの話しに1票٩( 'ω' )و



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あっ!

2024-01-06 11:32:00 | 熱帯魚関係ね




やべっ!ブラックネオンテトラが在庫ないやんけっ!!!

って思ったら

まだ別水槽に
300ぐらいは居た((꜆꜄ •̀ω•́ )꜆꜄꜆

明日輸入もしますんでね、チラシアイテム不足無事回避٩( 'ω' )و

アルビノイエロータイガーグッピーの雌は残り1匹(*´-`)

雄のみになっていた西尾店しゃんへ
そっと補充(*´-`)



問い合わせあったネシアンアベニーはこんな感じ。


200ぐらいはまだおる。
3週前の輸入分なので
普通に好調(*´-`)

60のらんちゅう水槽にスポンジフィルター1個でも、こやつらは餌の関係で水の汚れが少ないので余裕でストック出来ますね٩( 'ω' )و



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