店長今日の一撮 2

ある時は熱帯魚屋パラダイスの店長
ある時はネイチャーフィールドのおっさん
しかしその正体はケンぢファ〜ムの設立者

エキスパンサスフチゾリオオワラジムシ

2024-09-24 22:19:00 | 宝石ワラダン品種別解説
宝石ワラダン種別紹介シリーズ



エキスパンサスフチゾリオオワラジムシさん
推奨餌・お肉多めフード、葛の葉うどん



宝石ワラダンシリーズとして数少ないワラジムシの仲間。
ペラッペラなスタイルとその名が示す通り
外周部がわずかに反り上がった形状をしている大型種。
大型と言っても3センチに満たないサイズ感なので、普通の人から見たら恐怖を感じるサイズ感では無いかなと。
ワラジムシとは思えない派手な色彩と模様。




やや動物性タンパク質を多く要求する傾向は見られるものの、葛の葉も好んで食べる。



赤ちゃんのサイズ感はさほど大型な感じは受けませんが、成長速度が速く2ヶ月で1センチ程度まで大きくなります。

子供は5mm程度まで成長すると親に類似した模様のベースが少しづつ出現し始め1センチ程度まで成長するとしっかりと色と模様が出ます。

本種は床面がカラッとした空間を好み
常時高湿度で風通しの悪い環境は好みません。
その為、ダンゴリウムボトルでの飼育の際は
ベース床材の下部が濡れる程度の給水に限定し、床面上のレイアウト品達の表面がカラッとした状態を目指してみると簡単に飼育できます。

本気で走るとそこそこな素早さを発揮するものの、本種は隠れ家をひっくり返して明るい環境に出しても指先で直接刺激するなどしなければジーーーーっと動かない傾向が強く
観察がし易いです。


繁殖難易度はかなり低い部類に入りますが
親個体が動物性タンパク質の摂取量が少ないと赤ちゃんを捕食してしまう傾向が見られる為、しっかりとした餌の選択が成功の秘訣です。

飼育そのものも乾燥気味を好む事だけ理解して頂き、びちゃびちゃな環境にしなければとても容易な部類です。

日本に登場した当初に比べれば20分の1程度まで流通価格は下落したものの
価格面だけで言えば初めて飼うには
やや勇気が必要なプライス帯かな?🥺🥺






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アンバーダッキー

2024-09-24 21:44:00 | 宝石ワラダン品種別解説
宝石ワラダン

アンバーダッキーさん٩( 'ω' )و
推奨餌・・葛の葉うどん、万能葛の葉フード


明るいオレンジ色に黒いバンド模様が特徴的なアンバーダッキー。

顔の表情が分かりやすく

見る角度によっても

表情が異なる可愛いヤーツ。
上や横から見た際にスカートのように
ふわっと広がる形状をした外骨格を持つため
移動する際に足があまり見えず
多数の足が動く姿がそもそも苦手な人でも
受け入れられ易いかなと。

このために上方から見ている時に
アンバーダッキーが移動すると
まるでチョロQが動くかの如く
宙に僅かに浮いた胴体がスーーッと移動し
見える角度が変わる事でどんどん表情も変わって見えて、なかなか可愛いです。

最大でも12mm程度で18mm越えまではなかなか到達しませんが、エビの仲間🦞に近縁な宝石ワラダンゆえに死ぬまで脱皮と成長を繰り返し3年目の雌個体ならばあるいは( ゚д゚)


アンバーダッキーは草食性のやや強い雑食性です。極論を言えば昆虫マットや腐葉土をそのまま餌として使う事も可能ですし繁殖率を高める目的であれば非常に優れた選択肢となりますが、この場合はダニやコバエなどの不快害虫の発生は長い目で見れば不可避となりますので、個人的には床材には水切り用の砂利の上に粉末タイプのヤシガラを使い、餌は別途与えるスタイルの方が綺麗に飼育を楽しめるのでオススメです。

私のファームでアンバーダッキーに与えている餌は主に


乾燥させた葛の葉と、葛の葉を粉砕加工してから必須元素各種と初期喰い付きを上げる為にやや匂いの強い動物性乾物の粉砕物を混ぜ合わせたオリジナルフードを与えています。

なお、夏場になると日本各地で葛の葉は咲き乱れておりますが、万が一にも殺虫性の農薬が散布されているとレッドビーシュリンプなどが殺虫剤でもお亡くなりになるのと同様に、アンバーダッキーさんもお亡くなりになりますのでくれぐれも慎重に周囲の草花の状況を観察してから採集すると良く、採集後は水に1日浸して洗浄してから乾燥させると安心です。


なお、わたしの飼育下での観察では
生水苔やシダ植物、ベゴニアなどが
いきいきと生きてる状態では食害を起こす事はなく、また土を掘り起こしてしまう習性もないためレイアウトケースとの組み合わせにも最適な結果が出ております。


湿度に関してはわりと幅広く順応し
床材が完全に乾燥しない状況から、かなりビチャビチャな環境まで対応してくれます。

しかしながらエビ同様にアンモニアをはじめとする毒性物質に対してはやや弱い傾向が見られ、使用期間が長くなった腐葉土や餌皿を利用せずに人工飼料を床材に直接置くなどしている環境で水を一時的に多く入れてしまったりするとアンモニア中毒などを引き起こし短期間で全滅する事故がおきやすそうだなとは思います(*´-`)


繁殖に関してはわりと容易で

特別な事をしていなくても大人サイズの個体が安定的に1ヶ月も飼育出来ていれば、自然繁殖します。



画像は産み落とされた直後の赤ちゃんが2匹と、1回は脱皮をしたベビー画像2匹、あとは若い親たちの物。
産み落とされた直後は白い感じですが
アンバーダッキーの場合は1週間程度で脱皮を繰り返しすぐに模様付きのベビーに仕上がります。こうなると素人目に見ても赤ちゃんおるやーーんって分かりやすくテンションもあげあげ٩( 'ω' )و

赤ちゃんの餌も親と共用だから
基本的には特別な配慮は不要。

じゃんじゃん繁殖させるのが目的であれば話しは違ってきちゃうけども
大規模設備を必要とせず綺麗なコケリウムボトル内をよちよちとこんなに可愛い生き物が歩き、そして赤ちゃんまで産むとなると
なかなか楽しそうな感じしませんかね٩( 'ω' )و





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30分後

2024-09-24 13:31:00 | 宝石ワラダン関係
30分後(*´-`)


忘れた頃に




集まって食ってた(*´-`)




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擬態

2024-09-24 12:13:00 | 熱帯魚関係ね
おはよーーございまっす٩( 'ω' )و


モーニングコーヒーを買おうとしたら

白く擬態してるカエルさんが。。
午後からは日差しが直撃する場所だから
早くどこかへ逃げるんや🥺🥺🥺
こちらは第一ファームのメンテ中に見つけた
オカダンゴムシさん。
黄色い斑点模様が凄く大きくて


ほぼこちら↑のゲストロイと同じ見た目になっていた(*´-`)
ブリード中のゲストロイさんは


子供の成長速度も早く今こんな感じ。

ゲストロイの特長でもある黄色い斑点模様が
クッキリと色付いてきたかなと。

一回り小さな子供達もちょいちょい黄色くなってきた。


最安値帯で流通しているだけあって
繁殖までも視野に入れた入門種に最適な
飼いやすさだぬん(*´-`)



そしてこちらはお肉多めフードを入れた
ホワイトスカルさんボトル。
餌への反応早くて2分で


コウヤノマンネンクサの上から

テクテクと降りて来て食べてる。



まっすぐゴールに辿り着けない個体もチラホラ居ますが、この反応の速さとアホさがなかなか可愛いぞい٩( 'ω' )و



そんな匂いに敏感なホワイトスカルさんを見て、葛の葉大好きなシルバータイガーさんにもお肉多めフードを投入。

アンバーダッキーさんにも同じく。
両種共にお休み中であったが
1分程度で匂いに反応して

アンバーダッキーさんは早速もぐもぐ。

集まって来てる。
視力が弱い分匂いにはやはり敏感ですね。

シルバータイガーさんも1分程度で匂いに反応し、活発に動き出すも目の前の葛の葉うどんをせっせと食べ出す_(┐「ε:)_

いや、別にそれはそれで良いのだが
匂いの元までは行かわのかいっwww

匂いで食欲が急増する
効果はあるのね_φ(・_・


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今日のデスクトップダンゴリウムボトルたち

2024-09-24 00:15:00 | 宝石ワラダン関係
今日のダンゴムシボトル3兄弟の様子(*´-`)


アンバーダッキーさんはもう完全に安定しちゃって餌の葛の葉うどんを数日おきに交換するだけ状態で親も子もすくすく成長中。

シルバータイガーさん、カケ有り個体がコウヤノマンネンクサに登ってウロウロしておりました。

他の個体達はバーグの下でスヤスヤ。

それにしてもこの種は葛の葉うどんの完食スピードがめちゃめちゃか早い。
アンバーダッキーの倍から3倍速で食っとる。

とは言え、絶対量は激少ないから餌代に困る事は無いけども、感心するほどよく食べる。

こちらはホワイトスカルさんのお部屋。

今日もコウヤノマンネンクサの上にぶら下がってる個体多数の為、日中は蓋を開けて水分を飛ばす時間に。

セット時に水を入れすぎたんだよね。

ちなみに

昨夜帰宅前に葛の葉うどんと動物性タンパク質強化型の粉末フードを入れて帰ったのだけど、投入直後から骨太チップを齧っていた個体がもぐもぐしていた。




そして今朝になると葛の葉うどんは
わずかに齧っただけで、ほぼほぼ粉末フードだけを食べ尽くした様子٩( 'ω' )و

こやつらは動物性タンパク質強化型の粉末フードや骨太チップが葛の葉よりも圧倒的に好きみたいだね。

ミニマムスタイルでの飼育だと
飼育密度が低くてもこの様な行動の結果を
観察し易いメリットがありましてね
検証用には時短メリットが大きく便利。


と同時に初心者さんでも
目視で餌食いとかの結果が確認し易く
結果的に飼育が容易になる
前提条件が勝手に整ってしまう
メリットもある。

これが水の中の生き物だと
どちらかと言えば大は小を兼ねる傾向が強く
話が違ってくるのだけど
陸エビたる宝石ワラダン達は
小を使いこなしてこそ大も生かせる感じだぬん(*´-`)


このダンゴリウムボトルを一般的に市販されてるプラケース大とかシューズケースぐらいの大きな物へ変えると、途端に餌の嗜好性などが目視で判断するのが少数飼育だと難しくなっちゃうんよね。

本当に好きな餌が15センチ先に有っても
安全な隠れ家にある腐葉土を優先して食うなど、行動パターンが変わっちゃう的なお話ね(*´-`)

これがまた水の中の生き物だと水質そのものを気にしなきゃいけない点は当然として
音、振動の伝わり方やそれに対する生き物の反応までもを考慮して判断を繰り返す必要性がありますのでクッソ面倒で悩みの元になる事も多くてムッキーーーってなる(*´-`)

ほんと、大型トリム系プレコの繁殖を始めた時はそこに気が付かなかったら継続的な成功は無理だったなぁと(*´-`)
うんうん、懐かしい。

それらの留意点が無いだけでも
陸の生き物の方が正直追求すべき検証ポイントが少なくて簡単だから好き٩( 'ω' )و




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