8月5日は、ハールレム~ライデン~ハーグと移動の多い日でした。
アムステルダムからは、約15分おきにハールレム(Haarlem)行きの列車が出ています。
オランダで鉄道が敷かれたときには、
アムステルダム~ハールレム間が最初に運行されたのですよ!
シートはこんな感じ。
20分弱で到着です。
ハールレムは、スペインからの独立後に麻織物産業等で栄え、
17世紀にはオランダ共和国の最も力のある都市の一つになります。
なぜ麻(正確にいえば亜麻、リネン:Linen)で天下を取れたかというと、
近代に入って綿花の大規模なプランテーションが出来るまでは、
一般的な繊維といえば麻だったからです。
麻織物の技術を掌握することは、都市が繁栄する大きな要因となり得たわけです。
ちなみに、絵画において伝統的なカンヴァスは目の細かい麻布でできており、
亜麻の実からとれる亜麻仁油(Linseed oil)は、油彩の顔料を溶くバインダー(展色剤)として使われます。
富裕な市民たちは美術品で建築を飾ることにも熱心であり、
ハールレムでは、絵画の材料を豊富に供給することができました。
肖像画、静物画、風景等、今日のオランダ絵画のイメージに当てはまる絵画がここで多数制作されています。
さて、街歩きに戻りまして、、
聖バフォ教会(Grote of St, Bavokerk)。
あまりよく撮れていません
教会のなかにはカフェスペースがあり、お値段も手頃です。
15世紀に建造されたゴシック建築の雰囲気も大変良いので、
一息いれるスポットにもってこい。
文化財に寄付する意味でもおすすめです。
教会の周りは広場で、日曜市が開かれていました。
美味しそうな魚介類。
教会からさらに進むと、石畳にレンガ造りの家々が並んでいます。
街の一角が絵になります。
残りの写真はフォトチャンネルにまとめましたので、お楽しみくださいませ。