tamagoのドイツ滞在記

ドイツ、キールに住んで、体験したことや思ったことを書きとめていくブログです。

ブリュッセル 1 Bruxelles 8月12日~14日

2012年09月15日 | ベルギー




アントワープからの車窓とダイヤモンドチョコレート(こちら)を楽しみ、
ベルギーの首都、ブリュッセル(Bruxelles)へ。
さすがに首都だけあり、街の規模が大きく見所がたくさんあります。

また戻ってくることを考えて、
この期間で、まずはざっくり街を観光することに。




街の中心の大広場、グラン・プラス(Grand Place)から出発します。

向かって左の、塔のある建物は市庁舎で、15世紀に建てられました。
正面の建物には、カフェや銀行が入っています。
右側の建物は、王の家(Maison du Roi)と呼ばれる建物で、
現在は市立博物館として使われております。

写真に鉄骨が見えませんか?

8月18日から、ここでフラワー・カーペットという催しが行われることになっていて、
その準備がされているのです。
広場がどう変身するかは、後の記事をお楽しみに!




この写真、何だか分かるでしょうか?
太陽光が強すぎて、画像が白飛びしています。
この日あたりから、ぐんぐん気温が上昇し、
戻ってきた時には、軽く35度超えになっていたという。。

聞くところによると、スペインでは47度をマークしたそうな




こりゃ~堪らんと、
ギャルリー・サン・チュベール(Gelerie St. Hubert)に逃げこみます
1879年に完成したヨーロッパで最も古いパッサージュ(アーケード)で、
とても雰囲気があります。




皆、避難してきて、お茶を飲んだりゆっくりしています。

ちょっと休んだら、こんなものも見ましたよ。



小便小僧(Manneken Pis)、通称ジュリアン君です。
すごい人垣ができていました。
自分ひとりであったなら、おそらく立ち寄ることはなかったと思われます。
夫に感謝…なのか、どうなのか


写真をフォトチャンネルにまとめましたので、お楽しみくださいませ。

ゲント Gent 8月10日

2012年09月15日 | ベルギー

アントワープから日帰りでゲント(Gent)へ。


ベルリン旅行が迫っているため、
取り急ぎフォトチャンネルに写真をアップしました。
      ↑↑↑
リンクをクリックすると、「夏のゲント」へと飛びます。

フォトチャンネルを整理することだけでも終わらせたいものだ。。


この記事を書いている9月中旬は、
デュッセルドルフはもうコートが必要なくらい寒いくらいです。
9時を過ぎても明るかったのに、7時には暗くなるようになりました。

秋が足早にやって来て、すぐに過ぎ去ろうとするのを目の当たりにすると、
北国に暮らしているのだということが身にしみます。

アントワープ Antwerpen 8月9日~12日

2012年09月15日 | ベルギー


オランダ観光を終え、ベルギーへと国境を越えます。
まずは、ベルギー北部の魅力的な都市アントワープ(Antwepen)へ。
ロッテルダムから1時間ちょっと電車に揺られると到着です。




アントワープの中央駅は19世紀末に建てられたアール・ヌーヴォー様式のもので、
とても重厚な雰囲気です。




街から駅を望んで。
オフィスビルやデパートが並び、賑やかです。


アントワープの歴史は古代ローマ時代まで遡ります。
ヨーロッパの地理的中心であり、港や交通網に恵まれていた地理的利点もあって、
15世紀からは商業や金融の中心地として栄えていきます。
17世紀には、画家ルーベンスが活躍しています。




中央広場には、大聖堂をバックにルーベンスの像が。
彼はフランドル(フランダース)の外交官でもありました。




看板ねこちゃん?
まるで置物のようにちんまり座っています。




アントワープといえば、のフランダースの犬の記念碑。
日本での人気ぶりから、日本語のものが作られていました。

「フランダースの犬」
この物語は
悲しみの奥底から見出す
事の出来る本当の希望と友情であり、
永遠に語り継がれる私達の宝物なのです。


アニメはハウス名作劇場?だったかと思うのですが、
放送時に小さかった為か、フランダースの犬はほとんど記憶がございません。
トラップ一家物語やロミオの青い空なんかは覚えているのだけど。。




歩き疲れたら、ベルギー名物チェリービール(Bellevue Kreek)で乾杯!
綺麗なチェリーレッドでほんのり甘くて爽やかで、、
夏にぴったり。美味しい~




夕食後、シュヘルド川沿いをぶらぶら散歩しました。
だんだんと夏の日が暮れていきます。

アントワープの名前は、巨人アンティゴーンと英雄ブラボーの伝説に由来するといわれています。
川岸の城に住む巨人が城付近を通り過ぎる船からアコギに通行料をとっていたところ、
ローマの兵士ブラボーが巨人を倒し、手を切り落として河へ投げ捨てたことから、
手(hand)+ 投げる(werpen)→アントワープ(Antwerpen)だそうです。




巨人の像がそびえています。
(ちなみに市庁舎の前には、ブラボーが今まさに巨人の手を
投げ捨てようとしている場面の彫刻が設置されています。)




おまけ。
アントワープはダイヤモンドの街でもあります
世界中のダイヤモンドが集まり、研磨され、取引されています。
本物は買えないな~、ということで、
ベルギーの有名チョコレート店、デル・レイのダイヤモンドチョコレートでゴザイマス


写真をフォトチャンネルにまとめましたので、お楽しみくださいませ。

ロッテルダム Rotterdam (後編) 8月8日

2012年09月11日 | オランダ


街なかアート&美術館編。

ロッテルダムはアートやデザインが面白い。




こちらは、キューブ・ハウス(Kubus)。
サイコロが斜めに並べられた形状の集合住宅です。
(いい写真を撮ってこられなかったため、画像をお借りしました。)




俯瞰図です。キューブの集合体であるのがよく分かります。




室内は、こんな感じ。


建築家ピート・ブロム(Piet Blom, 1934-1999)によって設計され、1970~80年代に建造されました。
一本一本の木が集まって、森をつくっているイメージだそうですよ。




現在も実際に人が住んでいて、2009年からはユースホステルがオープン。
建築内に宿泊することができます。
ちょっと泊まってみたいかも… → こちら
(クリックすると、ユースホステルのHPへ飛びます。)



さて、他にも面白いものがざくざく。
ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館にも、なにコレ?的な作品が並びます。



前回の記事での正体はこちらの展示作品でした。
画像をクリックすると、拡大されます。




こんな人(?)に見られていると、おちおち美術鑑賞もできません。。




館内にはこんなものも。
ソリッドな素材と動性の取り合わせが面白い。
本当に動いているのでは、と思わず確認してしまいます。



図書コーナーの照明です。
ポップでカワイイ




ミュージアムカフェ内もオシャレな色彩です。


街なかアートや美術館の写真は、フォトチャンネル「夏のロッテルダム」にまとめました。
お楽しみくださいませ。

写真の大きさ

2012年09月11日 | その他




なんぞこれ?


ブログ記事を投稿するとき、頭を悩ませるのは写真のレイアウトです。

大きいほうが迫力があるけれど、見づらいかな~、なんて。
上のような縦長の写真だと、パソコンの画枠に収まりきらないのが何とも。。

風景の写真、特に横長のものは、大きく表示したほうが楽しめるのかなと思います。
どうしたものかと考え中なので、いろいろ試して決めていこうかと。

小さく表示されている写真はクリックすると拡大表示されるものもあるので、
見てみてくださいね。


この画像の記事は、あとでアップいたします。
お楽しみに~

ロッテルダム Rotterdam (前偏) 8月8日

2012年09月11日 | オランダ


ハーグを経ち、オランダ第2の都市ロッテルダムへ向かいます
午前中はスプラッシュツアー、午後は美術館へ。

まずはスプラッシュツアーからアップします。




ロッテルダムは、第二次世界大戦の爆撃によって街のほとんどの建造物が失われました。
ここの人々は働き者として有名で、街の復興にそれはもう注力したそうです。

ドイツのルール工業地帯とライン川で直結する港を持っていたことが地理的に大きな利点となり、
ヨーロッパ貿易の中心として街は飛躍的に活気を取り戻しました。

このような背景を持つ都市なので、他のオランダの都市と比べると、圧倒的に近代建築が目につきます。
スプラッシュツアーでは、陸から水中から建築群や港の様子を楽しめます。




ウェブサイトか観光案内所で予約ができます。
水陸両用のバスのなかはこんな感じ。


ガイドを聞きながら街中を通り抜けて、マース川へイン!
眼下に水が迫るのはかなりの迫力




かなり注目されています。

所要時間は一時間ちょっと。
なかなか面白い体験でした

ツアー中の写真等をフォトチャンネルにまとめましたので、お楽しみくださいませ。

スヘーフェニンゲン Scheveningen 8月7日

2012年09月10日 | オランダ




ハーグの郊外、スヘーフェニンゲン(Scheveningen)に足を伸ばして。


近代的な生活様式が確立した19世紀には、
鉄道網が整備され、人々は余暇(レジャー)の意識を持ち始めます。
いくつかの海沿いの地域は、海水浴や転地療法などで人気を博し、
それまでの小さな村からリゾート地へと変貌を遂げました。

スヘーフェニンゲンは北海に面し、
オランダにおけるそうした保養地のなかで最大規模のものです。




海岸から少し奥まって、シーサイドレストランが立ち並びます。




桟橋の先には、展望台や遊技場があります。
なんとバンジージャンプ台も!




防波堤を登ると、ホテルやカジノが。
こちらは、ランドマークとなっているホテル・クールハウス(Kurhaus)。
ゴージャス


この地名、日本では「スケベニンゲン」という名前のほうが通りが良いようです。
経緯は不明ですが、銀座にあるイタリア料理のレストランが
デン・ハーグ市長から命名許可をもらい、この名前を冠しているからだそうで、
「スケベニンゲン」は、そこで提供しているひと品で、パスタ料理とのこと。

オランダ語の発音は、“スヘーフェニンフェン”に近い音です




この地がノスタルジックな雰囲気を色濃く残しているのは、
歴史や景色に加えて、北国の太陽光線によるものが大きい気がします。
強烈な白い光は影を消し去り、何もかもをパステル調に浮かび上がらせます。

まさに印象派が描く海辺の情景のイメージ。。


今回は数が少ないものの、
フォトチャンネルに写真をまとめましたのでお楽しみくださいませ。


デルフト Delft 8月6日

2012年09月06日 | オランダ



8月6日は、ハーグから日帰りでデルフト(Delft)へ。
トラム(路面電車)で20分ほど。

オランダ独立の立役者であったウィレム一世が住んだ街。
画家フェルメールはここで生まれ、生涯を過ごしました。




可愛らしい家々の間を縫うように運河が走っています。



宝箱にそっとしまわれて時間を忘れてしまったかのような趣き。
散策が楽しい小さな街です。




ホワイト地にブルーの色合いが印象的なデルフト焼きが特産です。
通常のお店のほか、製造所の直販店もあります。

デルフト焼きは、17世紀にたいへんな貴重品であった中国(明)の磁器を模倣して
作られるようになった焼き物です。
日本の古伊万里からも図柄が伝播しています。




街角のチーズショップ。
オランダらしいホールチーズが並びます。





新教会(Nieuwe Kerk)。
広場に立つのは国際法の父と呼ばれるフーゴー・グロチウス(1583-1645)の像です。
この時代のオランダは八十年戦争もあり、海外への入植あり、国際貿易ありで、
こうして現地に来てみると、国際法の生まれた素地というか、
必要に迫られていたのだと実感できます。





でましたダッチパンケーキとオランダ、ベルギー名物のムール貝。
中央広場に面した「カフェ・ウィレム1世」にて。



同じく広場の眺め。
赤い色彩が印象的な市庁舎を望んで。


写真をフォトチャンネルにまとめましたので、お楽しみくださいませ。

デン・ハーグ Den Haag 8月5日

2012年09月05日 | オランダ


この日の最終目的地、デン・ハーグ(Den Haag)へ到着。

ハーグはオランダの政治の中心地です。
国会議事堂や内閣府、王宮、各国大使館が集まっています。

駅を出ると、広大な公園が広がっています。






ん?……象??



いっぱいいる!!



どうやら公園の敷地にサーカスが来ていた模様。




ロープで仕切られているだけ。。

ライデン Leiden 8月5日

2012年09月05日 | オランダ


ハールレム散策を終え、ライデン(Leiden)へ向かいます。
ライデンも17世紀に織物工業で栄えた都市です。

この辺りは海外への入植も盛んで、ピルグリム・ファーザーズは
17世紀初めにライデンに暮らし、後に北アメリカへと渡りました。
(北米には、ニューアムステルダムやハーレム等、オランダにちなんだ地名がありますね。)


ライデン大学はオランダ最古の大学であるほか、
画家レンブラントはこの街で生まれています。
また、幕末の日本へやって来たドイツ人医師のシーボルト(1796-1866)は、
オランダ領東インド陸軍病院の少佐という身分であったこともあり、
1830年に帰途につくとライデンに住んで日本の開国に関する運動や日本研究を行っています。




ライデンの駅舎はモダンですね~



オリンピックが間近であったので、駅内にはこんなデコレーションが。




駅前広場に設置されているベンチ。
絵はレンブラントの自画像がもとになっています。







14世紀~の街並みが残っています。
街はライン川の支流にあるので、街中に運河が張りめぐらされています。

どうも雲行きがあやしい…。



通り雨に遭いました。。