「和田誠展」のあと、同じ市川市にある「東山魁夷記念館」に寄りました。車で15分ほどです。
◆西洋風の東山魁夷記念館
1階展示室は氏の生い立ちから順を追って手紙や本などの資料を展示しています。面白かったのは下絵スケッチ用に使っていたという水彩用具一式。なんと絵の具は小学校でよく使うあの「ぺんてる水彩絵の具」でした。ウィンザー&ニュートンとかを使っているのかと思っていたのに、小学校でよく見る絵の具とは驚きました。やっぱり道具じゃなくて腕なんですね(笑)。
壁には「東山ブルー」のもとになった「孔雀石(マカライト)」と「藍銅鉱(アズライト)からつくられた顔料や日本画の制作過程も展示されており、興味深く見ることができました。
◆独特の「青」の世界
2階の作品展示室は思ったほど作品数は多くなく、ほとんどがリトグラフなどの版画でした。もう少し原画を見たかったのですが「記念館」だからしかたないのかな。。。もちろんこれはこれで楽しめましたが(原画の多くは「長野県信濃美術館」にあるようです)。
併設のミュージアムショップとカフェは落ち着きがあり、ここも小さな庭を散策できます。こういうところが近所にあったらなあと思いました。 (2013.05.23)