樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

安心感

2009-09-06 23:13:47 | 日記
日曜日の夜、金沢市民芸術村ミュージック工房というところであったJAZZのコンサートへ出かけた。場所は元紡績工場の跡地を利用した工房で、レンガ造りの工場を手直ししていくつかの工房を市民に貸し出しているところ。太鼓の練習、劇団の上演、コンサートなどなど使い方はさまざま。職人大学校も併設し、若い芸術家を育ててもいる。工房の前には広~い芝生もあり、市民の憩いの場でもある。

さて、久しぶりの生の音♪
鈴木良雄(b)と増尾好秋(g)デュオコンサート
あの渡邊貞雄の「カリフォルニアシャワー」の時代に二人とも貞雄さんのメンバーで、一緒に各国・各地のツアーを回っていた(そのときのドラムはあのツノダマサヒロだって?!)。今ではこの二人、日本モダンジャズ界の重鎮になっている。もう60に手が届く(届いてる?だろう)その二人が再び音を合わせる。

派手さもないしアグレッシブな熱い音ではないけれど、二人の気心知れた心地よいハーモニーと音の厚み、そして若かれし頃の思いをいとおしむような柔らかい音に心がほぐれる。

日曜日の終わりにはこの安心感が何より

夏のもどり

2009-09-06 22:45:59 | 日記
夏の暑さがぶり返した。
風通しの良いベランダに長椅子を持ち出し、寝転びながら本を読んでいたが、暑い!
夏の日差しによろめいて、午後海へ出かけた。

8月の終わりの週末に来た時とは大違いに賑わう波打ち際。腰まで海に浸かって「貝とり」をしている親子がいる。要するに潮干狩り。(日本海は引き潮がないので、潮干狩りができない。だから海に浸かって足先をぐりぐりと砂に潜らせて、足の指で貝を採る=貝とり)
車を波打ち際に停めてしばし潮風にあたる。海の色も夏の季節のように蒼い。いい風!
               


本当はこの近くにある「そばや」に行くのが目的だったのだ。
お店に入った途端、顔見知りになった朴訥とした親父さんが、「おお!丁度いいところに来たわい。打ちたてが食べれるよ!」と。そう、打ちたては湯がく時間は10秒以内。即美味しい冷えた水できゅっと冷やす。しっかりしたコシとぷ~んと蕎麦の味、美味しい!長野の蕎麦とは比較にならないほど、しっかりしている。

そういえば、先日鯖談義をした友人と「蕎麦談義」にも盛り上がったっけ。福井は知る人ぞ知る「おろし蕎麦」、自慢ができる蕎麦やがいたるところにある。世の中蕎麦に関しては薀蓄を持っている人が多いのでちょっと怖いが、11月の新蕎麦が出回る季節にでも「蕎麦談義」をと思っている。しばしお待ちを。

その友人、打ち立ての福井の蕎麦をどうしても東京に卸したくて急速冷凍してくれるそば屋のオヤジ(姉御)を探している最中。どなたかいませんかあ~?
でも、手っ取り早く、そば屋のおじさんを拉致して東京でお店出させた方がいいのではないかいな?と過ぎ行く夏に思いをもどした。