京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

ススキが穂をつけ、女郎花、萩が咲く。

2020-08-09 18:13:44 | 2020 花


 今日の最高気温は36.0度暑い一日でした。
猛暑日ですが、立秋が過ぎ秋の足音が聞こえてきました。

ススキ(芒)の穂がでました。
イネ科ススキ属の植物。尾花ともいい秋の七草の一つ。













女郎花





萩(ミヤギノハギ宮城野萩)





ヒメガマ(姫蒲)









金水引





ヒオウギ(檜扇)





カリガネソウ(雁草)









フシグロセンノウ





クサギ







鹿の子ユリ、白花鹿の子ユリ、タカサゴユリ、夏水仙

2020-08-09 15:25:11 | 2020 花


八月に入りユリも少なくなりました。
鹿の子ユリもそろそろ終盤です。

鹿の子ユリ
日本では四国南部や九州西部を中心に分布するユリです。
名前は花に紅色の鹿ノ子絞りみたいな模様が入るところからきています。
日本に分布するユリの中では遅い開花です。
花びらは大きく上に反り返り、縁部分が白で中心部分に行くにつれて紅色になります。
花色は濃紅~ピンクですが、中には全く色の付かない白花もあるようです。
絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト)






























白花の鹿の子ユリ









タカサゴユリ(高砂百合)
台湾原産のユリ









夏水仙


















北嵯峨野田園風景と広沢池

2020-08-09 06:27:41 | 京都めぐり


北嵯峨野
遍照寺山のなだらかな山景、広沢池の西に広がる農地、私はこの景色を見るととても落ち着きます。
今年は梅雨の長雨が続きましたが、稲は順調に生育しているようです。

















オオケダケ(大毛蓼)









女郎花





向日葵









サギ








五山の送り火の一つ、「鳥居形松明」(嵯峨鳥居本・曼荼羅山)





キバナコスモス





ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)





ヒオウギ(檜扇)









広沢池





観音島でザリガニを釣り





















コロナ禍の「六道まいり」「お精霊さん迎え」

2020-08-08 05:43:36 | 京都めぐり


 八月に入ると京都の町は一気にお盆の装いになります。
13日から始まり、16日の五山の送り火に終る盂蘭盆に、各家で先祖の霊を祀る報恩供養が行われます。
また盂蘭盆前の7日から10日まで、精霊を迎える六道珍皇寺に参詣する風習があります。
これは「六道まいり」「お精霊さん迎え」とも言われています。
 しかし今年の六道まいりは新型コロナウィルスの感染拡大で一変しました。
例年通りのお盆行事を中止し、初盆(新盆)を迎える家のみの「制限開催」となりました。
とはいえ、室町時代頃から600年以上続く、京都市民の生活に深く根ざした仏教行事で京の夏の風物詩です。
 伝統あるお盆行事の歩みを止めないために、今年はオンラインで受付けを行い、寺の僧侶が「代参」の形で法要を行い、精霊を供養することになりました。高野槙は寺で祈祷したものをお盆までに届けるそうです。

 毎年六道まいりに行っている私は、昨日朝六道珍皇寺をのぞきに行ってきました。








 
 人出がびっくりするほど少ないので境内に入ります。
 警察官がでています。





 毎年行列をつくっている迎え鐘もガラガラです。









帰り道、六波羅蜜寺に寄りました。
ここでも精霊まいりが行われていますが、人出はここも少ないです。














昨年の六道まいり










駒札





門をくぐると高野槙が売られています。


















境内の様子













参拝の流れを記した看板が立っています。





本堂で水塔婆に戒名を書いてもらい、迎え鐘をつき、
多くの石地蔵がある境内、賽の河原で高野槇の葉で水塔婆への水向をします。


水塔婆を書いてもらいます。









迎え鐘をつきます。
平安の昔を伝える迎え鐘の鐘楼です。










賽の河原で高野槇の葉で水塔婆への水回向をします。









私も亡き両親の霊の迎え鐘をつかせてもらいました。





 六道珍皇寺のあたりは、平安時代には埋葬の地であった鳥辺野の麓にあたります。
ここは冥界への入口であり、お盆に冥土から帰ってくる精霊たちは必ずここを通ると信じられているのです。
 毎年この時期五条坂で開催される陶器まつりも今年は中止です。


夏の風物詩 朝顔

2020-08-07 16:53:32 | 2020 花


 植物園の朝顔です。
暑い日が続いていますが、朝顔はラジオ体操とならんで真夏の風物詩です。
例年は早朝7時から開園ですが、今年はコロナ感染拡大で朝顔展としては開催せず、通常時間帯で一部だけ展示されています。

 朝顔は奈良時代末に遣唐使が薬用(下剤)として種子を持ち帰りました。
それから観賞用に栽培され、日本独特の園芸植物になったのは江戸時代です。
最も流行したのは文化文政(1804ー29)朝顔の書物も多数出ています。
次の黄金期は幕末寛永安政(1848ー60)で江戸、京都、大阪で盛んに栽培され、変化朝顔の改良もすすみ、明治20年(1889)を過ぎると大輪朝顔が生まれます。
 今日は大輪朝顔全盛です。大輪朝顔の大きさは15cm前後あり、見ごたえ抜群です。

 大輪朝顔いろいろ





























































































































本日36.5度 植物園の蓮(4)20品種

2020-08-05 18:04:01 | 2020 花


 本日の京都市の最高気温は36.5度でした。
天気予報では38度だったのですが、少し下回りました。
やはり35度を超えると暑いです。

植物園の蓮(4)20品種です。

巨椋の瑞光





巨椋の炎





ミセススローカム





オハイオ州





巨椋新久保





巨椋の大黒





巨椋請所の本紅





巨椋の西村の白花





巨椋の相馬大木ノ下





青菱紅蓮





宮之華





瑞光蓮





マカムラ





碧台蓮






爪紅茶碗





白君子小蓮






カスピカム





姫蓮





不明





西湖紅蓮





蓮池巨椋の白蓮





花托が増えてきました。











南禅寺、永観堂、安楽寺、法然院、真如堂

2020-08-05 05:51:31 | 京都めぐり


 昨日朝の散策は南禅寺から真如堂までです。

南禅寺放生池の蓮





































蜂の吸蜜






















三門





永観堂
例年八月初めは暁天講座が放生池まわりで開催されます。
これもコロナの感染拡大で今年は中止となってしまいました。





安楽寺









法然院





白砂壇がゲリラ豪雨で傷んでいます。













池の水も溢れています。









講堂

















真如堂





手水舎





鐘楼









市内眺望




















梅雨が明け、気温上昇が早くていつもより疲れました。



今日35.8度、明日は38度予想  神泉苑

2020-08-04 18:59:35 | 京都めぐり


 今日の京都市の最高気温は35.8度、猛暑日でした。
明日の予想はなんと38度。暑いのを通りこして危険領域です。
外出は最低限にして、家に閉じこもっているほうが良さそうです。
コロナに猛暑、皆様も御注意下さいますように。


夏本番の神泉苑






善女竜王社





法成橋






法成就池






恵方社「大歳神:歳徳神」
毎年大晦日の晩に恵方に祠の向きを変える点が他の神社仏閣と異なります。
日本国内で毎年向きを変える「大歳神」は唯一ここだけだそうです。
今年の恵方は西南西です。










本堂





ピンクの百日紅





サギ
魚を取った直後のようで、首が太いでず。










神泉苑の掲示板
 平安時代都で疫病が大流行し、その原因は朝廷に反抗し、非業の死を遂げた六柱(早良親王など)の御霊にあるとされました。
そこで貞観5年(863)に、御霊を鎮めるために神泉苑で御霊会を行いました。
平安京だけでなく、貞観地震や富士山の噴火など全国的な災害が相次ぐ中で、貞観11年(869)には日本の国の数である66本の鉾を建立し、神泉苑にて祈願しました。
この御霊会が現在の祇園祭へとなっていきます。
言わば神泉苑は祇園祭発祥の地と言って良いと思います。
 今年の祇園祭は中止でしたが、神事は関係者だけで粛々と行われました。
24日例年の御神霊渡御祭は神輿に代わり、榊だけになりましたが、祇園祭にゆかりのある神泉苑にも訪れ、拝礼していました。











散策 白川一本橋、明智光秀の塚、平安神宮

2020-08-04 05:42:00 | 2020 花


 私の好きな東山区の「一本橋」散策です。
比叡山の南西麓に源を発する白川が、南下して知恩院の古門前に差しかかる少し手前に、ごくごく簡素な石の橋が架かっています。
 正式名称は「古川町橋」だが、地元では昔から見た目のままに、「一本橋」の呼称で親しまれています。

知恩院古門





一本橋





長さが12m弱で、縦2列に並べられた切石を石柱橋脚で支えているだけのものです。
橋幅は60数cmしかありません。
一本橋は別名「行者橋」「阿闍梨橋」とも呼ばれています。
比叡山の阿闍梨修業で千日回峰行を達成した行者が、る粟田口の尊勝院に詣で、元三大師に満行を報告するのが決まりになっています。
その際の入洛時に最初に渡る橋が、一本橋なのです。






























白川沿いの和菓子屋(餅撮らす)さんの近くに明智光秀の塚があります。
以前も一度投稿しましたが、再登場してもらいます。

























三条通り白川橋





平安神宮まで足をのばします。
大鳥居






平安神宮






図書館





近代美術館





疏水






アフリカバオバブ、モンキーオーキッド(猿顔のラン)

2020-08-03 18:26:45 | 2020 花


植物園温室の花です。

アフリカバオバブ
温室のバオバブは例年7月下旬から8月いっぱい開花します。
ただ毎日開花することはなく、開花した時は植物園の入口に『本日バオバブ開花』の案内が出されます。
今年2回目のバオバブ撮影です。














もう一つの花












モンキーオーキッド(猿顔のラン)