道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

予報円というもの

2024年08月30日 | 随想
台風の予報で私たち住民にとって大切なのは、進路の予想と暴風圏である。暴風は地形の影響を受けやすく、突風の発生域の特定は難しいから、台風予報の主眼は進路ということになる。進路の予報は確率70%の予報円で示される。したがって先の予報になるほど、不確実性が増すほど予報円は大きくなる。実際のところ予報円は、予報者にとっての意義はあるだろうが、被害に晒される私たち住民にとっては、ほとんど意義がないように思う . . . 本文を読む
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分析癖

2024年08月21日 | 随想
老生の最大の欠点は、分析癖という悪癖である。調査も研究もせず、知見を蓄えてもいないのに、直感で恣意的に分析する悪い癖。その結果として、独断と偏見に満ちた判断や結論がある。ハテ、どこかに誰かよく似た人物が居たような?・・・思い当たったのが【男はつらいよシリーズ】の「フーテンの寅さん」だ。 彼の思考回路は独断と偏見に満ち、毎回問題を惹き起こす。軽率な分析が彼の誤解・曲解の発端になっている。妹 . . . 本文を読む
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秋の先駆け

2024年08月15日 | 随想
毎月の定例飲み会の帰り途、駅始発のバスがお盆期間中は土日ダイヤで運行していると知らずに待っていた。最終バスの出発時刻にバスは来ないので、タクシーに乗った。目的地を告げたが運転手のレスポンスがハッキリしない。最近はタクシーの運転手さんが地元の人でないこともよく体験するので、自宅から50mほど離れたバス通りの橋の名を告げた。それがいけなかった。地理不案内の運転手には、郊外の住宅地の橋の識別は無理だった . . . 本文を読む
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高齢者は腰を労わろう

2024年07月14日 | 随想
高齢者は大変だ。老化は鵜の目鷹の目で老体を狙っているから、おちおち眠ってもいられない。眠っている間にハムストリングスが著しく縮むとみえて、朝目覚めた時、ストレッチをしてからでないと、身体の屈伸が殊の外難しい。身体を横たえている間の、血液循環の低下によるものだろうから、うっかり横になって昼寝することもできない。ストレッチ・筋トレ・ウォーキング、この3種のアクティビティに追われ、本を読んだり、絵を描い . . . 本文を読む
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ストリーミング社会

2024年07月11日 | 随想
ストリーミングとは、ファイルをダウンロードしながら、同時に再生をするコンピュータ技術。待ち時間が大幅に減るから、視聴の快適性が向上する。昔からあるテレビ中継も、ストリーミングの一種だった。通常私たちの社会では、事件が発生し終了してから、報道によって一般人は事件の情報に触れ顛末を知る。事件は終了して初めて人々の耳目に触れるものだった。人類数千年の歴史は、そのシークェンスが繰り返されて来た。ストリーミ . . . 本文を読む
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