台風15号が伊豆・関東に大きな被害を与えて通過した翌日の10日、当地では午後1時現在の自宅前街路で40℃を記録した。
もちろん気象台の指定測定ポイントの観測装置の内の気温ではない。予想最高気温は35℃だが、屋外で直接体が曝される実際の気温は5℃も高い。
もう日本の気候は、温帯モンスーンなどという生易しい気象用語に該当しなくなったのではないか?この列島は、着実にに亜熱帯に向かっているように思える。
私はかなり前から、夏の衣服は麻と綿の熱帯・亜熱帯仕様に切り替えている。それでも体温に勝る気温の中に身を置くのは危険だと感じる。長く外気に触れていれば、高齢者は熱中症で生命に関わるだろう。
案の定、東京板橋区の中学校では、運動会練習中の中学生18人が熱中症を発症し、病院へ救急搬送された。
気象庁は観測気温と別に、個人が行動中や冷房しない室内で曝される実際の気温(体に触れる外気温)を予報し、国民に注意を促す必要がある。少なくとも、体温を上回る実際気温が予想される時には、緊急の注意を呼びかけて欲しい。
来夏にはオリンピックがある。各競技場での実際気温を計測して、必要ある時は競技者と観客の双方に警報を発するべきだ。
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