つくし誰の子

暖かさに誘われ、段子川の川べりを歩いた。桜の蕾も膨らんでいる。啓蟄を過ぎて、日が長くなったのを漸く実感できる。

 

陽の光の角度の違いと、三日に一遍の雨が、川の流れに躍動感を与え、冬の間絶えていた瀬音が強く聞こえるようになった。

 

川から別れて台地へ登る道の中途で、ツクシを見つけた。最近はツクシを摘んでいる子どもを見かけない。ツクシの生える草地の土手が減ってしまったのか？子どもが忙しくてそれどころでないのか？

 

つくし誰の子スギナの子・・・。