私は酒呑みだから青魚を好む。イワシ、アジ、サンマ、カツオ、ブリ。
幸い太平洋岸の黒潮域に住んでいるので、大抵の魚は食べることができるが、トビウオだけは食べた経験がなかった。海洋冒険の実録ものを読むと、船内に飛び込んで、冒険者の生存を助けるこの魚、なぜか遠州では漁獲されない。
老年になって、あちこち徘徊している時に、トビウオの刺身、塩焼きの旨さの虜になった。アゴだしの原料になるのだから、美味しくない筈がない。
海上を時には50mも飛翔するというこの魚、全身が筋肉の塊である。魚や肉につきものの脂という旨さの評価要素を断然拒否しているのに、刺身は酒の一等の肴、塩焼きはご飯の一等のオカズである。
現代は流通システムと鮮度維持技術の向上のおかげで、産地でなくても各地の魚を食べることができる。
今宵の夕食は、トビウオと決まった。
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