山に登るため、久しぶりに大井川鉄道に乗った。
金谷駅のホームで待っていた電車(6:68発)は、同社のサイトによると、昭和33年、南海高野線の急行・特急用として製造された21000系電車とか。高野山への急勾配を登り、河内平野を110km/hで駆け抜けた当時の高性能車だったそうだ。電車の年齢は53歳、風雨に曝された外観はかなり傷んでいるが、鉄道マニアでなくとも、懐かしさと親しみを覚える。
SL列車で全国から乗車客を集めている大井川鉄道は、他の鉄道会社で使われていた電車を集め現役に復活させている。たぶん、車両のメンテナンス技術がすぐれているのだろう。また、険しい山間地の鉄道でありながら事故を聞かないのは、保線に相当力を注いでいるにちがいない。乗り物は、安全で乗り心地が良く、車内が清潔ならそれで充分、外見などはどうでもよい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます