妻が友だちから地植えのフジバカマを幾株か分けて貰ってきた。アサギマダラが吸蜜することで脚光を浴びている秋の七草の一つだ。
古代に中国から渡来して野生化した草らしいが、今日では準絶滅危惧種になっていて野生種をみることは稀、この株も園芸種かもしれない。在来種と園芸種との見分け方を知らないが、どちらでもアサギマダラは来るという。
芯を切って茎挿ししたりして、5鉢ほどにまとめ栽培することになった。我が家にアサギマダラを立ち寄らせたい思いは強い。
2000kmもの距離を往復する蝶の飛翔力にまず驚く。この蝶の渡りの不思議は、マスメディアも度々取り上げていて、関心は年毎に深まっている。
フジバカマに限らず、同属のサワヒヨドリとかヒヨドリバナなどの花も、アサギマダラは吸蜜するらしい。
かつて伊良湖岬にサシバ(鷹の一種)の渡りを観に行き、ついでに小説「潮騒」の舞台になった三重県鳥羽市神島に渡ったことがある。
調べてみたらフジバカマは、アサギマダラばかりでなく、他のタテハ蝶やアゲハ蝶の仲間など多くの蝶を呼び寄せるらしい。
掛川市には、フジバカマを2000本も畑で育て、無料配布している御仁もいるということだから、遠州地方へのアサギマダラの飛来は、数年のうちに飛躍的に増すかもしれない。
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