道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

桑の実

2018年05月23日 | 飼育・栽培

地植えの桑の実がたわわに実っている。収量が頗る多いのは、驚くばかりだ。

ヒヨドリはこれが好物で毎朝大騒ぎ。収穫は彼らと分け合っているが、毎朝ジュースを飲みジャムを食べても、毎日結実する数が上回る。

英語ではmulberry(マルベリー)というらしく、横文字の商品名で流通している。

果実は赤から黒紫色に変わり、完熟すると黒く見える。それを食べるのだが、生の味はやや青臭みがあって、ブラックベリーには劣る。しかし、ビタミン、ミネラルなどの栄養成分はそれに勝るという。冷凍しておいて加糖し、ジュースにするのが扱いやすい。

葉は蚕の飼料として、永く人の暮らしと共にあった。日本は養蚕大国だったが、葉の収穫に忙し過ぎて、実の活用には関心がなかったようだ。実を採って食べたのは、もっぱら子ども達。遊びの合間に摘んで食べたことを懐かしがる人が、時おり足を停める。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 初夏の草二題 | トップ | 歩く娯しみ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿