肋骨を傷め、行動が不如意に陥ってから2週間が経った。
受傷当初の、身体を曲げたり動かしたときの、背部や腹部に電撃のように走った疼痛は稍鈍痛に和らぎ、普段の生活動作はなんとか出来るようになった。
この種の怪我は、回復のテンポが遅いものだが、薄紙を剥がすように、日一日、快方に向かっているような感じがする。
受傷した時は全国的に大雪に見舞われている報道の最中だった。その後当地は雨の日が何日も続いた。降るたびに気温が少しづつ上がる。
雨を吸った枯れ草に僅かながら生気が蘇って見えるのは、気のせいだろうか?間もなく、木々の新芽が競い合うように萌え出るだろう。冷たく乾いた空っ風が熄みさえすれば、当地の春もホンモノになる。
1週間前までは全く無かった歩く意欲を取り戻し、今日はリハビリを兼ねて街中まで買い物に行って来た。
帰宅したら玄関脇のアプローチの花が増え、ヒメリュウキンカも、蕾を膨らませていた。
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