今朝の食卓で、セミの斉鳴を聞いていたら、リコーダーのたどたどしいメロディーが聴こえてきた。
末の孫息子が2階の部屋で吹いているらしい。
孫と同じ年ごろに見た映画の情景の、バックグラウンドに流れたそのメロディーは、今も忘れていない。リコーダーの音色が胸に響き、なぜか涙がこみ上げて来た。映画で曲が流れたシーンは、涙を誘う哀しいものだったに違いない。
さてしかし、祖父母夫婦は共に学校唱歌で親しまれたその曲名が思い出せない。本人に尋ねればよいが、聴かれたと判ると吹くのを止めてしまうかもしれない。
検索して、原曲はフィンランドの民謡と今知った。訳詞はおぼろになっていたが、メロディーだけは脳裡に焼きついている。
私はこれともうひとつ、「コサックの子守唄」が好きで、そちらはメロディー・曲名・詞を忘れることはないだろう。
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