裏山の公園のアキニレが繁り、2本あるナツグミの枝にびっしり着いた実がかなり膨らんできた。ハルジョオンの薄紅色の花は盛りを過ぎ、頭を垂れている。
134段の階段を上り芝生広場に出ると、周りのサクラの木々にメジロ、ヒヨドリ、ムクドリが集まって黒ずみはじめた実を啄んでいる。
カラスを除けば、身の回りの野鳥で悪声なのはムクドリ、ヒヨドリということになるだろう。ムクドリはともかく、ヒヨドリのけたたましい声には閉口させられる。
自宅に果樹を植えている人にとっては、実が食べ頃になるとまっ先に食べてしまうヒヨドリは憎らしい存在だろう。声ばかりか羽毛の色や体型なども見栄えがしない。
公園になる前から、この丘には実生で生え育ったと思われるエノキやムクノキの大木があって、秋になると鳥たちを引き寄せる。春秋、野鳥が集まるので、特にその気はなくとも否応なく親しみ観察することになる。
わずか30分足らずの散歩だが、観るもの触れるものは日々替わり、単調な階段の登り降りも苦にならない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます