巣鴨の刑場で花山信勝に対して
「自分のようなものが、この糞土の身を変えて
黄金の身とさせてもらえるということは、実に幸福である。
ポツダム宣言を実行されて、自分が永久平和の基礎となるならば、
非常に幸いであり喜びである」と述べたという。
岩手県出身の板垣が処刑される間際の様子である。
陸軍大将板垣征四郎63才
『満州事変の中心は自分であり、責任は全て私にある。
何故私を戦犯として逮捕しないのか不思議である。
こんな戦争裁判はたわけた事だ。』
と語る山形出身陸軍中将
石原莞爾59才
共に東北出身であり石原は兄を庇う弟のような存在であり
奇しくも岩手県出身の東條と反りが合わず石原は左遷されている。
板垣は実際石原の戦術論に感銘を受けており、満州事変は
石原の立案で板垣が実行したようなものである。
やはり年下で同郷から石原を庇ったのだろう。
こんな二人が関東軍として暴走せしめたであろう筈はない
満州国が建国されると板垣は満州国執政顧問となった時のエピソードだが
国家を安定させるには税制が大切で満州国からの要請をうけ、
日本の大蔵省から国有財産課長の星野直樹が派遣された。
星野は満州における租税制度の問題点、欠陥をとことん調べ上げ、
合理的な租税体系案を練り上げた。
ところが関東軍も近代的税制を研究し、方針を固めていた。
星野は板垣に直談判し、関東軍の方針の取り消しを求めるが
板垣は星野の話をじっくり聞き、いったん拒否する
しかし、星野は熱心にとき、ついに板垣は
「よしわかった。君には負けたよ。われわれ関東軍がどんな心持でああいう決定をしたかを説明したまでだ。
それがよくわかってくれれば、私のほうで何も言うことはない」
と述べて星野案に協力するとしました。軍人として威張ることなく、
民間人にも対等に接し、しかも天下の関東軍の決定まで撤回する板垣の度量の大きさに
星野は並々ならぬ魅力を感じたといいます。
これだけ関東軍は暴走、侵略や残虐非道なイメージとして
後に脚色されるのに板垣に関してマイナスの文献が少ない
と言うことが板垣の人柄か現れているに違いない。
「自分のようなものが、この糞土の身を変えて
黄金の身とさせてもらえるということは、実に幸福である。
ポツダム宣言を実行されて、自分が永久平和の基礎となるならば、
非常に幸いであり喜びである」と述べたという。
岩手県出身の板垣が処刑される間際の様子である。
陸軍大将板垣征四郎63才
『満州事変の中心は自分であり、責任は全て私にある。
何故私を戦犯として逮捕しないのか不思議である。
こんな戦争裁判はたわけた事だ。』
と語る山形出身陸軍中将
石原莞爾59才
共に東北出身であり石原は兄を庇う弟のような存在であり
奇しくも岩手県出身の東條と反りが合わず石原は左遷されている。
板垣は実際石原の戦術論に感銘を受けており、満州事変は
石原の立案で板垣が実行したようなものである。
やはり年下で同郷から石原を庇ったのだろう。
こんな二人が関東軍として暴走せしめたであろう筈はない
満州国が建国されると板垣は満州国執政顧問となった時のエピソードだが
国家を安定させるには税制が大切で満州国からの要請をうけ、
日本の大蔵省から国有財産課長の星野直樹が派遣された。
星野は満州における租税制度の問題点、欠陥をとことん調べ上げ、
合理的な租税体系案を練り上げた。
ところが関東軍も近代的税制を研究し、方針を固めていた。
星野は板垣に直談判し、関東軍の方針の取り消しを求めるが
板垣は星野の話をじっくり聞き、いったん拒否する
しかし、星野は熱心にとき、ついに板垣は
「よしわかった。君には負けたよ。われわれ関東軍がどんな心持でああいう決定をしたかを説明したまでだ。
それがよくわかってくれれば、私のほうで何も言うことはない」
と述べて星野案に協力するとしました。軍人として威張ることなく、
民間人にも対等に接し、しかも天下の関東軍の決定まで撤回する板垣の度量の大きさに
星野は並々ならぬ魅力を感じたといいます。
これだけ関東軍は暴走、侵略や残虐非道なイメージとして
後に脚色されるのに板垣に関してマイナスの文献が少ない
と言うことが板垣の人柄か現れているに違いない。