天皇陛下の靖国神社御親拝を希望する会会長

日本人の歴史認識は間違っています。皇紀2675年こんなに続いた国は世界の何処を探しても日本しかありません。

皇室論

2015-12-02 17:04:55 | コラム
私は常々國體と言われるものが存在しているのであれば、それは万世一系の天皇陛下が国家元首となられ、国防の為の軍隊は天皇陛下の統帥権のもとにある。つまり明治政府が掲げた國體こそが真の國體であるのではないかと自問自答するのです。

本土決戦まで決意して護らんとした國體、ポツダム宣言はその國體を護る条件で受け入れました。
連合軍の中には天皇の処刑を望むものもありましたが米軍はその条件をのんで勝利したのです。

戦後のゴタゴタの中で米軍の皇室改革として、日本国および日本国民統合の象徴となり、多くの皇族は皇籍離脱を余儀なくされました。

マッカーサーが草案した憲法にすら天皇は国家元首であることが明記されていたにもかかわらず、
憲法1条は

「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」

とあり7条まで一字も元首の規定の言葉は出てこないのです。

天皇も国旗や国歌のように日本国の象徴であると言うことを、穿った見方をすれば「国旗は掲げない、国歌は歌わない、それは主権の存する国民が決めるのだ」つまり、国民の総意が象徴の廃止を望めば皇室廃止も可能と言うことです。
つまり現行憲法には国家元首の規定がないのです。

一方大日本帝國憲法は
「大日本帝國ハ萬世一系ノ天皇之ヲ統治ス」
大日本帝国は万世一系の天皇が之を公平に治める
となります。

要するに現行憲法に於いて國體は限りなく不安定で頼りのない形でかろうじてあるのです。
昭和22年で不敬罪は廃止され明治憲法が定めた力強いものは万世一系さえ危うい上に表現の自由を容認された頼りのない国民の手に委ねられたのです。

マスコミが喧伝した「人間宣言」は皇室を「天皇家」と呼ぶことを許容し、陛下や殿下の敬称を「様」とすることで皇室典範を無視する国民を量産したのです。

國體護持をあからさまに主張する者を右端に追いやった国民は反天連なるものを左端にバランスさせていることまで許すのです。

巷では表現の自由から皇室に関する陰謀論から宮家の批判や擁護、近隣諸国からも両論囁かれる中で、日本人同士が皇室のことで啀み合い対立し合い貶め合う。

このことが戦後レジームであり、占領政策の効果なのです。日本国民ひとりびとりが意識することが大事だと思います。

2600年以上続く皇統がそう易々と途切れるはずがありません。

天皇陛下万歳
すめらぎいやさか