伊藤和也と中村哲

彼等の活動や訃報に口を挟む気は微塵も無い。
その行いは崇高であり、日本人の誇りでもあった。
ただ一言だけ許されるのであれば
"似ている"とだけ述べたい。

何に似ているのか、異論もあるだろうが、大日本帝国の特攻である。勿論、戦中と戦後の違いや非武装を度外視したあくまでも印象だ。
伊藤氏が若い特攻隊員、中村氏がその上官で後に続いて特攻したように映ってしまう。


今となってはこれらの中村氏の言葉も虚しく感じる。政治的思想の無い行いで政治的主張をすること。この一点だけが寧ろ特攻隊員とはかけ離れていたのかもしれない。

中村哲氏もメディアも恐らく英霊という言葉に嫌悪感を持っていることだろう。
憲法9条の理念を絶対視するあまりシビリアンコントロールの指導者が戦の準備をしているという妄想すら感じてしまう。
中村哲医師に足りない所があるとすればそれは高須医師の国家観に違いない。