![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/05/32817e9c00b36f99b40d5131bd576b39.jpg)
消防士が自ら火を放ち自分で消す、所謂マッチポンプは実際には勤務中に放火など出来ないので主に自作自演の場合に比喩表現として使われる言葉
だ。
そんなマッチポンプを使うことも憚れる残忍な事件がおこってしまった。救急救命士の資格を持つ介護職の男が介護老人をビルから突き落とし3人も殺害してしまった。
自分で救う為に落としたことを自供したようだが
常軌を逸している。
何故この様な残忍な事件が起きてしまうのだろうか?
犯人は周囲に認めてもらいたかったと供述しているようだが、スキルアップと受け入れる職場のズレがあるように思える。
彼を弁護するつもりは微塵もないが、救急救命士の資格を取得したが、実際には夜勤の看護師という日の当たらない激務だ。
戦後の利己的な個人主義は国の為に命をかけることの愚かさを強調し徹底的に排除してきたが、公私ともに命の概念に無頓着となり、他人からの評価や賞賛が最重要な生きる課題となる。
戦前の大切な道徳観や倫理観まで宗教観と伴に否定してしまったことに問題があるとすれば、戦後教育の偏差値重視とビジネスとしての教育が齎した弊害とも言えるのではないだろうか。
日本の心を大切にする党が蔑ろにされているこの時代の利己的な日本人にはこの事件が恐らく対岸の火事としか写っていないのかと思うと遣る瀬無い気持ちになる。
これからも似たような事件が頻発する気がしてならない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます