天皇陛下の靖国神社御親拝を希望する会会長

日本人の歴史認識は間違っています。皇紀2675年こんなに続いた国は世界の何処を探しても日本しかありません。

怪談

2015-02-09 11:50:04 | 歴史
一枚~二枚~…背筋も凍る怪談話で有名な番町皿屋敷。おどろおどろしいお岩さんの四谷怪談。

あらすじをみれば、どちらも数奇な女性の運命で、尾ひれが付き怪談に変化して、ある種の戒めの様な

話や、物語になっていることがわかります。

番町皿屋敷は火付盗賊改(警察と消防)・青山播磨守主膳が妻の妊娠中にお手伝いのお菊に手を出し、妻への発覚を恐れ殺害し古井戸に遺棄する事件。

四谷怪談も御家人田宮又左衛門の娘岩と、婿養子となった伊右衛門が上司の愛人に惚れ、上司と結託して岩を追い出し行方不明になる事件。

現代風なニュース調で言ってしまえばこんな感じなのでしょうが、酷い事件です。

あまりの酷さに怨念や無念さを怪談話にして戒めとしたのでしょう。ゾンビ映画とは大違いです。

しかし、この娯楽感は何処から派生していくのかを考えると、如何に江戸時代が平和であったかの裏付けと考えざるを得ません。

外圧によって明治期へ移行していくことが理解できる。天下泰平を心底願う国民性。

平和をこよなく愛する民族なのです。

封建社会に於いて平和が保たれた最大の理由、厳格な約束が参勤交代でしょう。

幕府に正室と世継ぎを人質に取られ、一年おきに江戸に参らされる。

しかし、藩財政が破綻して軍役が不可能となっては本末転倒であることから、「大名行列は身分相応に行うべき」と通達までしている寛容さまであるのです。

今で言えば憲法9条に当てはまるのでないでしょうか。

赤穂浪士討ち入り事件は今でもドラマ化される程に有名な事件です。

吉良上野介が仇となって仇討ちを果たす赤穂浪士の忠実な家来の話になっていますが、

江戸城殿中に於いて刀は常に右側に持ち、決して抜く様なことがあってはならないという厳格な決まりがありました。

如何に吉良が憎くとも抜けば切腹です、それに浅野は後ろから斬りかかり、三度も斬っています。

この場合仇討ちするのはどう見ても吉良の方なのです。

どうやら将軍の世継ぎ問題が深く関わったクーデターだったのかもしれません。

これも内乱を美談に変えて語り継ぐ程平和の証なのです。

その民族性が平和のために命までかけて戦い守った日本、勝ち取った平和ではなく、敗戦で与えられた平和。案の定260年も経たないうちに脅かされています。

しかもその相手は旧日本軍のおどろおどろしい怪談話を武器にしたり、中東では怪談話さえ通じない者さえも出て来ているのです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿