NOVA ERA

映画大好き、メタル・旅行・飛行機・相撲・世界遺産も好きな未熟な社会人の毎日を綴ります。

虹の女神

2010-02-25 21:10:50 | 映画
確か今日から国公立大学の入試でしたね。
もう受験したのは9年も前になるんだぁ…、というようなことを今朝電車の中で受験生ぽい人を見かけて思ったのでした。
まぁ、結局自分私立ですけど

「虹の女神」(2006年、日本映画)を観ました。
市原隼人と上野樹里主演の青春映画。
監督は「おと・な・り」の熊澤尚人。
市原隼人と上野樹里が屋根の上で座っている図が印象的な映画で、大したことのない青春映画だと勝手に思って観たら、とびっきりの名作で逆に衝撃を受けました。
予告編をご覧ください。
失って初めて分かるその人の大切さというものがよく描かれていて、そのテーマは僕のベスト映画であるフェリーニの「道」と共通しているから、最後は分かっているんだけど思わずジーンときました。
そして上野樹里の妹役で蒼井優、父親役に小日向文世、そして市原隼人の上司役で佐々木蔵之介と、映画に良い空気を与えてくれる俳優が出ているのもポイント高いです。
主役の二人が映画サークルに関わっているのも良いし、お札の指輪とか小道具も巧く使われています。
劇中製作される映画のチープでシュールなところ、相田翔子とのシーンがまた良いクッションになって映画に華を添えます。
評価は満点に限りなく近い四つ星でしたが、今思うとこの映画の良さがジワジワ蘇ってきたので、《》に訂正します。
それだけ素晴らしい映画ということです

それにしても最近石田卓也と並んで若手注目なのが市原隼人。
去年観た「ネガティブ・ハッピー・チェーンソー・エッヂ」と「僕たちと駐在さんの700日戦争」は良かったし、最近観た「天使の卵」や「偶然にも最悪な少年」もマズマズでした。
全ての映画を一本調子の役で演じきる彼の独特の演技は観ていて微笑ましいです。
今後も彼の映画をチェックしていきたいです

今日一番聴いた曲:Power/HELLOWEEN