NOVA ERA

映画大好き、メタル・旅行・飛行機・相撲・世界遺産も好きな未熟な社会人の毎日を綴ります。

『柳に風』

2010-03-06 21:26:46 | 
1泊2日の松山旅行から先ほど戻って参りました。
松山は初めてだったのですが、本当に刺激を貰える良い町で、例によって東京に戻りたくなくなりました。
写真も結構撮ったので、また後日載せていきます。

先日、古田新太著のエッセイ『柳に風』(新潮文庫)を読み終えました。
古田新太はご存知劇団☆新感線の看板俳優です。
僕は2年前に古田新太主演の『五右衛門ロック』(既出ですいません)を観に行って、それ以来劇団☆新感線と古田新太の大ファンです。
この『柳に風』。
古田新太らしく、本当に自由で書きたいこと書いているんだけど、とにかく面白いです。
俳優仲間とのエピソードはもちろん、人間ドック当日の朝8時まで飲み続けたり、人間ドックのCTスキャンで「やめろ、ショッカー」と叫んだり、105円のかけうどんだけを食べに『はなまるうどん』に集団で押し寄せたりと、とにかく面白話のオンパレード。
本人曰く「ほとんど嘘」だそうですが、それもまあ冗談なんでしょう。
電車で吹き出しそうになったりして、久々に面白いエッセイを読みました。
エッセイで面白いと思う本はあるようで少ないから、この本の存在は貴重でしょう。
そして、古田新太みたいな面白い文章は僕の好きなタイプの文章で、これから模範にしていきたいし、河合塾の世界史講師の鶴岡聡先生、淀川長治、土屋賢二とともに、心の師匠認定です。
土屋賢二大先生は別にして、頭のいい人が書く文章が必ずしも面白いわけではないことを立証してくれる本でもあります。
どうもこのエッセイは、その昔雑誌『ぴあ』に連載していたらしいけど、現役の『ぴあ』読者である自分はあまり読んだ記憶がありません

今日一番聴いた曲:Paid in full/SONATA ARCTICA