NOVA ERA

映画大好き、メタル・旅行・飛行機・相撲・世界遺産も好きな未熟な社会人の毎日を綴ります。

蜘蛛巣城

2011-03-17 21:05:37 | 映画
今日も自宅待機です。
ネット研修や期末前のフォロー等をやっていたら意外にやることがあって、気が付いたら定時を過ぎていました。
今日は大規模停電が起きる可能性があったとのことで、先ほど夕飯を食べに行った店も20時に閉店すると言われ、街のネオンも結構消えていて、事の重大さを改めて認識。
僕は普段から節電している(というより正直に言うと電気代を安くすることを考えている)から、地震後は一度も暖房付けていないし、普段からシャワー中使っていない部屋の電気を消したりしています。
思えば世の中は電気の無駄使いが多いのも事実。
明日以降も引き続きこのような状況が続くと思われるので、電気の無駄遣いにだけは気をつけたいと考えています。

被災地で避難所生活の方々は寒さと食糧不足で我慢も限界にきているはず。
海外のスポーツ選手や有名人からも励ましの言葉が来ていて、感傷的な気分になります。
募金くらいでしか役に立てない自分がもどかしいけど、被災地の皆さんには乗り切って欲しいです。

今日も引き続き映画感想。
まだ去年の9月に観た映画の感想を書いているから、実に約半年遅れていることになる。
黒沢明の「蜘蛛巣城」(1957年、日本映画)を観ました。
黒沢の作品は7割ぐらいしか観ていなくて、観ていなかった作品の一つがこの「蜘蛛巣城」でした。
シェイクスピアの『マクベス』をモチーフに、能の要素を取り入れた凄い作品で、やはり一番印象に残るのは終盤の目をカッと見開いた三船敏郎の顔でしょうか。
昔の日本映画は台詞が何を言っているのか聴き取れないことが多々ありますが、役者の表情や動き等がそれを補っていて台詞の聴き取りにくさも違和感ありませんでした(能の要素を取り入れているから当たり前か)。
黒沢映画好きとしては、どんなテーマでも時代劇にしてしっかり描ける黒沢の手腕にひれ伏すばかりです。
嬉しいのは「七人の侍」で七人の侍を演じていた七人の俳優のうち、加東大介以外皆出演していること。
どうせなら加東大介も出演すれば良かったのに!だなんて贅沢なことを考えてしまいます。
評価は《》としておきます。