今年の気候は変である。例年10日以降に咲く海老根が、花を付けた。この海老根は、40数年前、広島県の中でも棚田で有名な、(日本棚田100選にも選ばれた)谷あいの山中で見つけ、育ててきたものである。このところ手入れをしないので、あまり増えていないが、海老根ブーム時期は、増えたものを友人知人に、お分けしていた時期がある。兄弟が、広島市内のあちらこちらで、今時分花を咲かせているであろう。
さて、石綿曝露作業も今回は、製鉄、鉄鋼所、鉄鋼製造に関わる作業編である。
まず、高炉には、大量の耐火煉瓦が使用されている。又、築炉時に大量の耐火モルタルが使用され、製鋼過程で劣化し、出銑時に銑鉄と共に作業場に充満する。これを作業員が吸引し曝露する。又作業員は、耐熱服を着用している。これもまた、石綿布で出来ており、耐熱手袋も当然に、石綿製である。その作業着も石綿に汚染され、洗濯する家族も、2次曝露を引き起こす。嘗て、三菱造船広島造船所には、24時間開かれた浴場が存在した。これらは、家族に対する2次曝露を防ぐ事を目的としていた。気付いたのは近年、石綿暴露について研究を始めてからである。東邦亜鉛契島精錬所にも、共同浴槽が24時間存在する。少しでも2次曝露を防ぐ為である事は間違いないが、石綿の危険性についての教育はされていなかった様に思う。
今日では状況が違うであろう事は、当然である。
そうすると、耐火服や耐火手袋の製造、耐火布の製造に関わった人たちも当然曝露者となる。
こうして日本全国の消防士も又、防火服の使用者であるから当然に石綿曝露者である。最近の情報をここでお伝えしておきたい。国内化粧品メーカーが、原材料を安い韓国から輸入した所、石綿粉が大量に使用されていたことが公表された。ファンデーションの中の増量剤に使用されていた。型崩れしない汗で流れない原材料として評価され輸入されたようであるが、まさか石綿が使用されていたとは驚きである。それ以上に驚きは、これらの商品を回収しない企業のモラルである。女性の皆さんゆめゆめ油断されぬように。美しくなる事は男性としてうれしいが、その顔が石綿まみれでは、興ざめである。嘗て、歌舞伎役者が、鉛白により鉛中毒になり短命であったように世の女性が石綿で肺癌にならぬよう節に希望する。