オガタマの花が散り、その後をよく見ると巫女が舞うとき手にする鈴に似た形が見えました。
以前聞いた話では、一円玉の模様は、オガタマを表していると言う事でしたが、特定の宗教が関係するものを、共通通貨に使用することには、問題があるとの意見があり、正式には若葉と言うう事にしたそうです。どこか日本人の感覚が解らなくなりました。遠い古代の祭典で使用された玉串の木、その後、魏志倭人伝では、白樫が使用されたように、記述されていたように記憶していますが、私の記憶違いでしょうか。白樫とは、棒樫つまりどんぐりの木で、六尺棒はこれで作ります。つまりこの白樫は、稲作のとき使う鍬の柄から、槍の柄、はぜ掛けのときのはぜ、等々、当時の生活に無くてはならないものでした。特にこの木の実は、シードン(椎の木のどんぐり)と呼ばれ、どんぐりの中で唯一アク抜きせずに食用に為りました。飢饉のときも必ず実を付けるので、大切にされたようです。今後この実がどんなに成長するか楽しみにしています。