私の奥様「茜」様は、小学校六年生からホンダのスーパーカブに乗っていたらしい。 それでも駐在さんから止められたり、捕まったりしなかったと言う。 考えてみれば、広島県のチベットと呼ばれるくらいの田舎であるから、事故など無かったのであろうし、捕まえても小学生からは罰金は取れない。 怪我をするのは本人だから見て見ぬふりをしていたようである。 中学校卒業時には、校庭で原付免許の講習があったそうである。 未だ中卒で就職する子供がいた時代であったからであろう。
そんな話を、「かわぐちえいこう」氏のブログに、掲載された写真と文章を見ながら思い出していた。
四十四年前に初めて信号機が設置されたそうだが、おそらくそれは小学校に一番近い交差点に違いないと思っている。
理由は簡単である。 我が妻の故郷も、その頃に町内に初めて信号機が設置された。
その理由は、警察が「交通安全教室」を開催したくても、「信号機」もなければ「横断歩道」も無くては、どうしようもない。
そこで、小学校の近くの交差点に、「横断歩道」と、「点滅式信号機」を設置したそうである。 その設置された理由の一つに、子供達が「大きな都市に出かけた時に、戸惑うといけないから」と、言う理由が有ったと聞いた時には笑ってしまった。 子供はそんなに馬鹿ではない。 大人より先に順応する。
そんな町も、現在は平成の大合併で「庄原市」に組み込まれた。 かの「亀井 静香」衆議院議員の地元である。
尾道市と松江市を結ぶ高速道路が先だって開通した。 山陽自動車道と中国自動車道を連結し、克つ松江市まで延長された。 これを広島、島根両県民は「亀井高速」と呼んでいる。
島根県の「亀井久興」と広島県の「亀井静香」両国会議員が、奮闘してできたとの噂である。
予想より利用者が多いらしい。 広島県のチベットと呼ばれた地方に齎された経済効果は大きいらし。 パーキングに作られた産直市場が大盛況だそうである。