阿部総理に読ませたい我が子にあてた「遺書」
久野 正信(愛知県) 享年29歳 昭和20年5月24日
正憲 紀代子へ
父ハスガタコソミエザルモ イツデモオマエタチヲ見テイル。
ヨクオカアサンノイヒツケヲマモッテ オカアサンニシンパイカケナイヨウニシナサイ。
ソシテオホキクナタレバ ジブンノスキナミチニスヽミ リッパナニホンジンニナルコトデス。
ヒトノオトウサンヲウラヤンデハイケマセンヨ。
「マサノリ」「キヨコ」ノオトウサンハ カミサナニナッテフタリヲヂット見テイマス。
フタリナカヨクベンキョウヲシテ オカアサンノシゴトヲテツダイナサイ。
オトウサンハ「マサノリ」「キヨコ」ノオウマニハナレマセンケレドモ フタリナカヨクシナサイヨ。
オトウサンハオホキナヂユウバクニノッテ テキヲゼンブヤッツケタ ゲンキナヒトデス。
オトウサンニマケナイヒトニナッテオトウサンノカタキヲウッテクダサイ。
マサノリ
フタリヘ
キヨコ
幼い子供を妻に託して、特攻機に乗り込んだ父親の気持ちがどんなものか、子供のいない阿部ちゃんには解らないのだろう。
ふたたび日本人が銃を手にしたとき、世界を全て敵に回す覚悟があるのかみなさんに聞きたい思いです。
知覧の様な地を再び作ってはならない。