小学校の低学年の健康診断の日、男の子の中には、ふざけてお尻を出して騒ぐ奴が幾人かいた。 四月は、医師が来て予防接種をするので、ふざけたりしないが、十月の時は、体重測定と身長測定だけだったので、おふざけトリオが必ず「尻ダンス」を始めた。 そんな彼らでも、事前の検便で、回虫が居る事が判っている者は、それはそれは、「苦い薬」を飲まされるので、大人しくしていた。 子供の間では、「センダン」とか呼んでいた気がするのだが、確かではない。 其のころの子供の中には、御尻に「青いあざ」がある子がいた。 別に親に殴られたわけではない。 「蒙古斑」と言うと教えられたが、遅くまで残っている子がいた。 「蒙古斑」が無くなって銭湯に行くと、近所の親父連中に、「尻の青いのが取れたな~」と揶揄われて、おまけにそれまでの、温いお湯の方から、爺さん連中が入っている熱い方に無理やり入らされた。 大人への仲間入りであった。 そんな事を思い出させてくれたのが、しっぽの青いトカゲだった。 子供と大人で大きく変化する爬虫類がいるとは知らなかった。 蛙は特別だ。 鳥などは、幼鳥の間は「嘴が黄色い」。 幼い事を指して「嘴が黄色い」等、兪やすることは今でもある。 90歳を超えた方々から見ると、私などは 「嘴が黄色い」 であろうし、60代の者は、「尻が青く見える」 のだろうと思い始めた。
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1 コメント
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- Unknown (マリヤンカ)
- 2021-07-09 11:04:15
- 昔のひとは人の悪口や冗談や揶揄する言葉にバラエティーが豊富だったなと思います。
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