縁側に坐してしわぶき聞きにしを父母恋えば風鈴の鳴る teto
私の小さいころの父は東の縁側にある籐椅子に腰かけていつも本や新聞を読んでいた。母は「西風は極楽のあまり風」と言って西の縁側でお針箱をそばに置いて繕いものをしていた。私は小さい机を持ってきて母と語らいながら、朝顔の花が今日は三つ咲いたとか、色は水色とピンクだとかの絵日記を書いていた。そんな両親の姿は今も頭に残っていて涼しい夏の朝の風景が今も鮮やかによみがえる。
白内障の検査を受けたら思いがけず緑内障の兆候があると指摘された。まだすぐにではないが、白内障の手術を受ければ解消するということなので、総合病院で予約を入れたが、なんと３か月先！！それだけ患者が多いということか。今朝は近くの眼科を受診する。目やにがでるので、すこし神経質になっている。女医さんはてきぱきとアドバイスされて手術後のケアもしますので、通うのが遠ければ診ますよと言ってくださって安心する。この医院は日帰りなので大事をとって大きな病院を選んだわけだが、こちらでお世話になってもよかったかなと後悔しきり・・・小さな点眼薬を処方していただき一安心する。
今日は１滴の雨も降らず真夏のように暑かった。陸橋からの景色、太陽の沈んだ後の雲の美しさにしばらく見とれていた。
