夕庵にて

スマホでパチリ・・・
ときどき写真と短歌を

初雪です!!

2021年01月12日 | 写真
目を覚ますと窓の外が明るい。寝過ごしたかな?と思ったらなんと雪が積もっていた。初雪だ!!何年ぶりの雪だろう。

  






                   


雪国地方では雪とは言えないないだろうが、めったに降らない近畿地方では朝から震え上がったり、行動も出来ない。新聞を取りに郵便受けまで行くときでも滑りそうになった。用心、用心!

緊急事態宣言がたぶん今日発令されるだろう。ますますストレスが溜まりそう~
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沈黙のひと

2021年01月11日 | 
「沈黙のひと」 小池真理子著 文春文庫

新聞で小池真理子のわかりやすい言葉で綴られたエッセイ(森の梟)を読んで、どんな小説を書くのだろうと興味が湧く。まず手にしたのが「沈黙のひと」。作者が亡き父に捧げた哀切な鎮魂歌だ。パーキンソン病を患い脳梗塞を起こして半身まひになったゆえの沈黙。学徒出陣した戦争の世代で戦争のことを口をつぐんで語らない沈黙の時代。その父が残した生きた証を綴った一台のワープロが残されている。老いて施設に入り人間の死を見つめる様子が悲しいまでに詳細に記されて胸が塞がる小説だ。親をこれから見送る人たちには是非読んでほしいと思う。親が子を思う溢れるような愛情と父を思う娘の後悔が交差して切ない。



お昼はひさしぶりのお好み焼き


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七草粥 1/7日

2021年01月08日 | 日記
七草粥は本来歳徳神の下で、まな板の傍に灰かきや火箸などの音のするものを並べ「唐土の鳥が日本の土地へ渡らぬ先に七草なずな~と」リズムをとって歌いながら、包丁の背で七草をトントントンと叩いて音を鳴らし、賑やかに作る正月七日の伝統の行事です。これは京都の和菓子屋さんの春の七草まんじゅうのしおりから。

ちなみに春の七草とは

せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ。

我が家では7種類を揃えられないので小かぶと小豆のゆがいたもの。
真っ白いお粥に緑のかぶが疲れた胃にやさしい。




今日8日は緊急事態宣言が発令された!!
東京、千葉 埼玉、神奈川
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おもかげ

2021年01月07日 | 
おもかげ 「浅田次郎」 講談社文庫
 
エリート会社員として定年まで勤め上げた竹脇は、送別会の帰りに地下鉄で倒れ意識を失う。家族や友が次々に見舞いに訪れる中、竹脇の心は外へとさまよいだし、忘れていたさまざまな記憶が呼び起こされる。孤独な幼少期、幼くして亡くした息子、そして・・・涙なくして読めない至高の最終章。著者会心の傑作。
                           解説より
 
  
 
地下鉄でわずか15歳の母親に置き去りにされた竹脇、何もかも封印して生きてきた彼が、重篤のベッドを抜け出して病院を出る。此岸と彼岸を行ききしながら、年代を重ねた母親の姿を追い求める。まもなく人生を閉じようとしているとき、幼く逝った息子の「おとうさん、100歳になったお父さんともう一度地下鉄に乗りたいな」の言葉に竹脇は泣く。息子の名前を叫び続けるも寂しげに手を振って地下鉄に乗って消える。
 
戦後の東京の地下鉄は復興の象徴で浅田氏には郷愁を誘う乗り物であったことだろう。父を恋う「地下鉄」しかりである。
 
人は人生を閉じようとするとき幻想や幻覚を見るのだろうか?それを小説の題材にした「おもかげ」であった。
 
一息ついた三時のおやつは京都のK子さんにいただいた和菓子のきわ木
 

今年のお正月は予定もないので、年末に文庫本5冊ほど買った。
暖かい部屋でゆっくりと読書を楽しむのが好きだ。
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年賀状

2021年01月06日 | 短歌
80歳を機に「年賀状卒業」と年賀に添え書きをしたので、期待していなかったが、いつもなら60枚くらいは来ていたのに今年は30枚に留まった。その分昨年には喪中のハガキがいつもより多かった。だんだん行動の範囲が狭くなったようで心寂しいが、ラインおめでとう~は写真やスタンプが貼られていて嬉しかった。




年賀状も出さなくなりてほそぼそと
絆の糸を手繰りよせたり  teto
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