
草花の隙間からフェンネンルが黄色のつぼみをつけ
天に向かい傘を開いている姿が見られるようになった。
その周囲に霞がかかったようなフェンネルの葉がなびいており、
柔らかなシーンを作っている。
雨、霧、曇りに映える植物だ。
このフェンネルは2年目であり、冬場も葉をつけているほど耐寒性が強い。
日当たりが良く肥沃な土が良く、草丈が1m~1.5mにもなるので、
植える場所、鉢植えの場合はサイズが難しい。
1年目は、植え替えをしない方がよくので余計に最初の一歩が大切となる。
フェンネルは、魚の臭みを取るので、魚のハーブとも言われている。
川魚は臭みがあるのでホイル包み焼きなどにフェンネルを加えるとよい。
スープ、煮込み料理にも合うが、繊維が強いので煮崩れがなく、
噛み切れないで、フェンネルの姿煮が歯に引っかかる。
この時に、フェンネルを加えた良さが味として確認できる。

「フェンネル(fennel)」
・セリ科の耐寒性がある多年草。
・原産地は、地中海沿岸地方。
・古代ギリシャ・ローマでも栽培されていたという由緒あるハーブ
・日本には平安時代に入ってきたというから驚きだ。
・胃腸関係の漢方薬としても使用されている。
・草丈は、1~2mと高いので株間を取る。
・花は、黄色の小花が梅雨時から8月頃まで咲く。
・植え替えはしない方がよい。