真夏の花ボックセージが咲き始めた。
10日には一輪だけ、翌11日にはこのように結構咲き始めた。
ボックセージは、秋まで長期間咲き続け、
明るい空色を楽しませてくれる。
このボックセージの明るい空色は、真夏になればなるほど涼やかになり、
例は悪いが、
真夏ほど、アイスクリームよりもカキ氷の方がのどの渇きを満たしてくれるが、
これに近いものを満たしてくれる。
感覚的ではあるが、1度か2度体感温度を下げる効果がある。
ボックセージは、
19世紀初めに英国の植物学者ジョージベンサムによって発見され、
湿地で生息していたのでボックセージと命名された。
ハーブ類の多くは、古代エジプト、ギリシャ、ローマなど地中海周辺の野草で
人間に有用なものが利用され伝承されてきた。
19世紀は、アメリカ大陸探索の時代みたいで、
ボックセージを初めとしてチェリーセージの一種であるヤメンシスイェローなども
20世紀のメキシコで発見された。
ハーブの中で、ボックセージ、チェリーセージ、ヤメンシスイエローなどを
セージ(またはサルビア)と呼んでいるが、
これらは、シソ科アキギリ属に属しており、
全世界で900種を超えるといわれている。
中南米では、500種以上が発見されており、
この地域はセージの宝庫でもある。
これからも新種が発見されるかもわからない。
「ボックセージ(Bog Sage)」
・シソ科の多年草。耐寒性・耐暑性強い。
・別名、サルビア・ウリギノーサ(Salvia uliginosa)
・原産地はブラジル、ウルグアイ、アルゼンチンなどの南米
・ボック(湿地、沼地)に生息。
・夏場は水切れしないようにマルチングする。
・草丈50~80cm。台風の時期は支柱を立てる必要あり。