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2020 群馬県立・翼竜展 (2)



ディモルフォドン。やはり歯がある方が好きらしい。



トゥプクスアラ



ニクトサウルス。これまた無茶なトサカだ。メスにはないようなのでディスプレイか。空を飛ぶ際には何かに衝突はしないまでも、不安定で不利になりそうだが、ハンディキャップ仮説か。



タペジャラ



ツパンダクティルス



ミモダクティルス



インドオオコウモリ。翼竜もコウモリも地上におりた時には、木の幹や岩肌にしがみつくか、四つ足で這い回るのだろう。樹上性の動物が滑空を経て飛行するようになった場合、おりた時に後肢で立つ必然性はないわけで、そうしてみると鳥類だけが変わっていて、獣脚類由来の二足歩行を保っていると。結果として地上でもそれなりに活発に移動できるということかもしれない。

「飛ぶ」と「跳ぶ」はやはりかなり別物だと思うので、カンガルーネズミ等は。。。それよりもスクレロモクルスの論文の図か何かが欲しかった。オリンピックにかこつけたヒトの走り幅跳び、走り高跳びはさすがにいらないと思った。

緊急事態宣言以後の外出自粛で、みんなで博物館に行くということ自体が久しぶりだったこともあり、大変有意義な見学旅行であった。図録も大変お買い得である。ショップの翼竜グッズは、すでにレアものは売り切れで、プテラノドンとケツァルコアトルスしかなかったので、帰ってからネットで小さいディモルフォドンを買った。
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2020 群馬県立・翼竜展 (1)


翼竜となると全然わからない。有名な種類しか知らないし、新種の名前が覚えられない。そんな私のために、翼竜展がある。というわけで恐竜倶楽部の方々と一緒に、高速バスで行ってきました。6:00起きなので体内リズムが乱れたが、サービスエリアで買ったコーヒーを飲む頃には何とか目が覚めてきた。
 もちろんこのご時世なので、予約制で時間帯が決まっており、マスクで消毒で体温測定である。健康状態証明書みたいな書式も提出。さらに密を避けるためか、まず常設展を回らないと特別展にたどり着けないというルートであった。



イントロダクションは最初に飛行した動物ということで、アミバネムシの仲間やメガネウラから始まり、海上を飛ぶイカやトビウオなどの説明。そして脊椎動物では滑空する爬虫類が登場する。最古の滑空爬虫類・ペルム紀のコエルロサウラヴスは、前肢の付け根に22本の細長い骨があったというが、その骨格図がないので肋骨との関係がわからない。展示物はシャロヴィプテリクスやトビトカゲであった。トビトカゲも改めて見る機会はなかなかないので貴重ですね。



ついに翼竜が登場。最古の翼竜プレオンダクティルスが貴重そうだ。この生体復元模型はカヴィラムスとあるが、カヴィラムスは特徴的な歯がある下顎の断片のみで、その後発見されたラエティコダクティルスというのが完全な頭骨と胴体の部分骨格で、このモデルのようだ。カヴィラムスとラエティコダクティルスは、2009年にはシノニムとされたが、2014年には姉妹種とされたらしい。展示の説明で「とがったところ」というのは咬頭のことで、前方の歯は牙状で、後方の歯は哺乳類のように3〜5個の咬頭をもつ。歯クジラのような感じか。この模型はコレクタ社で売り切れ中だった。頭骨の図ではプロケラトサウルスのようなトサカですね。



エウディモルフォドン



カンピログナトイデス



ランフォケファルス。ランフォリンクスやプテロダクティルスは多数あったが、ミネラルショーなどでよく見るものは撮らなかった。



プテロダウストロ



今回一番よかったのは、このアンハングエラの実物骨格だった。ポーズが決まっている。気に入ったので、3通りくらいのアングルで撮った。
 アンハングエラは意外と良い模型がないらしく、生体復元はコレクタ社のグイドラコが置いてある。

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